シンプルなレイアウトが印象的なボードにお馴染みの豊富なオーバークロック設定を詰め込んだEPoX製マザーボード「EP-8K3A」が店頭に並んだ。黄緑を基調とする、これまたお馴染みの手提げ可能なパッケージに入って販売が始まっている。
FSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻み、倍率は6~15倍の範囲を0.5倍刻み、VCoreは1.400~2.200Vの範囲を0.025V刻みで設定できる。VIOも標準に対して+0.10~0.70Vの範囲を0.10V刻みで設定可能だ。拡張スロットはAGP×1、PCI×6で、3本のDIMMスロットはすべてPC2700(DDR333) DDR SDRAMを最大3GBまで差せるようになっている。オンボードではAC'97サウンドコーデックを搭載するのみで、オーバークロックに向けて余計なものを極力排除したような雰囲気。HighPoint製のIDE RAIDコントローラやPOSTコード表示モニタ用の空きパターンは上位モデル「EP-8K3A2」でサポートされるようだ。
South Bridge“VT8233A”と空きパターン |
VT8235について言及しているパッケージ。このほかパッケージによれば、上位モデルではDIMMスロットを4本搭載するようだ |
価格はOVERTOPと高速電脳でともに1万5800円。なお、パッケージにはSouth Bridgeとして今回搭載するUltra ATA/133対応の“VT8233A”とは別に“VT8235”を採用するモデルがあるように解釈できる表記を確認できた。VT8235は533MB/秒の帯域幅を持つ新V-Linkに対応し、USB2.0コントローラを内蔵する新型のSouth Bridge。VIAのロードマップが大きく変更されたため、KT333マザーボードであるEP-8K3Aが実際にVT8235を搭載する可能性は極めて低いとされているが、ひょっとするとKT333でのサポートがあるのかもしれない。
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