インフィニオンテクノロジーズ(株)は11日、独インフィニオンテクノロジーズ社が現地時間の11日、台湾のウィンボンド・エレクトロニクス(Winbond Electronics)社およびモセルバイテリック(Mosel Vitelic)社と提携することで合意したと発表した。これにより、同社のDRAMの総生産能力が月間で2万ウエハー以上拡大できるとしている。
今回の合意で、インフィニオンは、ウィンボンド・エレクトロニクスに対し、DRAMトレンチ技術のライセンスを提供し、2003年初頭から同技術を利用して生産される標準DRAM製品を独占的に購入する権利を取得する。ウィンボンドは台湾の新竹にあるDRAM生産設備をインフィニオンの0.11μm技術に対応させる。当面インフィニオン向けには256MbitのDDRメモリーを生産する予定で、将来的には512Mbit製品に転換を予定している。
また、モセルバイテリックとは、合弁企業プロモス・テクノロジーズ(ProMOS Technologies)社の生産からの取り分を3月1日付けで38%から48%に拡大したとしている。現在、プロモス・テクノロジーズは、インフィニオンから技術を導入した0.14μm技術でSDRAMとDDRメモリー(128Mbit/256Mbit)を生産している。