日本ゲートウェイの薄型B5ノート「Gateway SOLO 3450XL(以下SOLO 3450XL)」は、2月に発表された「Gateway SOLO 3400」の後継モデルだ。軽量で薄型の本体と、多彩なインターフェイス類を搭載するドッキングステーションという2コンポーネント構成を引き続き採用し、携帯性と拡張性の高さを両立したPCである。
オールインワンに変化するB5薄型モバイルノート
12.1インチTFT液晶を搭載する本体は、新たに天面にGatewayのロゴをエンボス加工したために、厚さが21mmと前モデルより1.2mm増している。しかし273(W)×227(D)mmというフットプリントと、1.36kgの重量は従来モデルから変更はなく、モバイル性の高さはそのまま引き継いでいる。
基本スペックについては、CPUに低電圧版Mobile PentiumIII-700MHz、チップセットに440BXを採用し、メインメモリはオンボードの64MBに加え、1基装備するSO-DIMMスロットに64MBモジュールを標準で装備し、合計128MBを搭載。HDDは20GBに強化されている。ビデオチップは前モデルと同じく、8MBのビデオメモリを内蔵する「Savage IX/8」を採用し、1024×768ドット/26万色表示が可能だ。
ドッキングステーションを装着したSOLO 3450XL。本体右側面にはCRT端子を、左側面にはモデム、ネットワーク/シリアル接続ポート、IEEE1394、USBの各端子とTypeII×1のPCカードスロットを備える。ドッキングステーションはステレオスピーカを装備する。 |
ドッキングステーションは、背面にLAN、USB×2、パラレル、PS/2、ビデオ出力の各端子を、前面にCD-RWドライブとFDDを装備する。ドライブの間にあるボタンは、ホットスワップ時に本体との切断を行うスイッチ。 |
また、ドッキングステーションはオプションで追加購入できるので、家と会社の両方に置いておきオールインワンノートとして使用し、持ち運ぶのは軽量な本体だけといった使い方も可能だ。
本体前面に付属のリモコン付きイヤーレシーバを装着すれば、SOLO 3450XLを巨大なメモリオーディオプレーヤ&ボイスメモとして利用できる。 |
さらに内蔵フラッシュメモリはボイスメモとしても使用できるので、イヤーレシーバと一体になったマイクを利用してちょっとしたメモを記録しておくことも可能だ。
そのほかSOLO 3450XLには、用途に合わせて最適な周辺機器&ソフトをセットにした2種類の「ソリューション・パッケージ」がオプションで用意されている。
「モバイル・ビジネスマン・パック2(1万7800円)」には、32MBコンパクトフラッシュメモリ&PCカードアダプタ、大容量バッテリ、データ圧縮・解凍ソフト「ファイルコンパクト」、キャリングバックが含まれ、外出先でPCを使う機会の多いユーザー向きだ。
もう1つの「モバイル・スタータ・パック(9800円)」には、標準バッテリ、MP3エンコード&再生ソフト「MP3 Jet-Audio2000」が含まれ、初めてモバイルPCを購入して活用したい初心者向けのパッケージ内容となっている。いずれもパッケージに含まれる製品を単体で揃えるよりも大幅に割り引きされているので、オプション類の購入を考えているユーザーにはお得なセットだ。
厚さ21mmの薄型ノートながら2mmのストロークを確保している。キーピッチは18.5mm。キータッチはクリック感がはっきりとせず、キーを押したかどうかわからない感じを受ける。 |
CPU | Mobile PentiumIII-700MHz |
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メモリ | 128MB |
液晶 | 12.1インチTFT |
解像度 | 1024×768ドット/26万色 |
HDD | 20GB |
CD-RW | R4倍速/RW4倍速/CD20倍速 |
通信 | モデム&LAN |
サイズ | 273(W)×227(D)×21(H)mm |
重量 | 約1.36kg |
OS | Windows Millennium Edition |
Officeアプリ | - |