日本サン・マイクロシステムズ(株)主催による『Sun Workstation Forum
'99』が、品川インターシティホールで開かれた。サンのワークステーションの新ラインナップやJava2の紹介などを通して、同社の今後の展開を示した。
フォーラムの目玉は、19日に発表したばかりのJava 2と、25日の週に発表される予定のJiniについて。Java
2では、日本語入力機能の強化などの内容を解説した。新しいキーワードとして登場した『HotSpot』は、JIT(Just
In Time compiler)関連技術。HotSpotは、コンパイル後のオブジェクトコードを最適化するのではなく、JIT自身を最適化するものと説明した。ただ、Jiniについては発表前ということもあってか、概念的な説明だけに留まった。
『Sunワークステーション戦略』で講演するRovert Novak氏 |
なお、『Sun Workstation Forum '99』の幕開けはRobert Novak氏(米サン・マイクロシステムズ社)による講演『Sunワークステーション戦略』。その後、前述のJava
2やJiniを含め、サンのテクニカル市場への取り組みやグラフィックステクノロジーなどが順次紹介された。詳細な説明はなかったものの、来月発表予定の『SunPCi』や『Quasar(コードネーム)』と呼ばれる次期ファイルサーバーについても触れられた。
日本サンでは、日本語による情報提供に力を入れていく方針。特に、来週Jiniが発表されれば、すぐに日本語の詳細なテクニカルドキュメントを、同社のホームページで公開する予定だとしている。