最近のインテル製品は、結局のところ、各種の機能や性能の違いを組み合わせた製品でしかない。たとえば、FSB100MHzの現在のPentium
IIに使われているDeschutesコアは、CPUと同速度の2次キャッシュと組み合わせてXeonが、キャッシュをなくしてCeleron(Covington)が作られている。また、Mendocinoは、コアとしては違うが機能面からみると、P6+MMXコアでCPUと同速度の128kbytesの2次キャッシュを同じDieに乗せているだけだ。
つまり、現在各CPUを特徴付けている項目を抜き出して、表にすることで、現状のCPUのポジションと、後続製品の機能がはっきりと見えてくるのである。各項目とも、より進んだ機能、性能が下に来るように並べてあるので、製品が登場するごとに各カテゴリで○は下の位置に移っていくはずである。少なくとも○の位置が変化しないことはありえないし、技術によっては、いきなり2つ下に下がることが難しいものものある。