シャープ(株)は、21日、ザウルスでMP3の再生ができる『MP3プレーヤーキット
CE-AP1』を発表した。価格は1万7000円。
MP3プレーヤーキット CE-AP1。本体のクリップで、Yシャツのポケットなどに気軽につけられる |
CE-AP1は、リモコン型のコンパクトな本体にMP3のデコーダーチップを内蔵したザウルス用オプションで、ザウルスに装着したコンパクトフラッシュ(CF)カード内のMP3ファイルを再生できる*。本体には再生/停止/曲順指定など、基本的な操作を行なうためのボタンと、ヘッドホンジャックを装備し、ザウルスのオプションポートに接続して、MDのリモコンに近い感覚で操作できる。
*ファイルサイズはビットレート128kbps/約3分間のMP3ファイルの場合で約2.7MBであるため、本体メモリーに保存したMP3ファイルの再生は不可
電源はザウルスのバッテリーを共有するが、MP3のデコードは、CE-AP1単体で行なえるため、再生時にザウルスの電源をオフにしてバッテリー寿命を節約したり、電子メールやザウルス文庫など他のアプリケーションを同時に使用することも可能。
パッケージには、MP3エンコーダーの『RealJukebox Basic
日本語版』と『ザウルスプラグイン for Real Jukebox』が同梱。音楽CDのリッピング(データ吸い出し)から、曲データの編集、PCカードスロットに差し込んだCFカード、またはザウルスに装着されたCFカードへのMP3データの転送までを一括して行なえる。MP3データの転送時には、著作権保護情報が付加されるため、CFカード内のデータを他のPCやCFカードにコピーしても再生ができないようになっている。
また、ザウルス上でプレイリストの編集などが行なえるMOREソフト『MP3プレーヤー』、MP3を始めとした音楽ファイルの再生ができる『RealPlayer
7 Basic 日本語版』なども付属する。
CE-AP1のサイズは幅36×奥行き67.5×高さ12.5mmで、重量は26g。ビットレート8~320kbps、サンプリングレート8~32kHz/44.1~48kHzのMP3ファイルの再生に対応している。バッテリー持続時間は、機種ごとに異なるが、単4アルカリ乾電池×2本で駆動するMI-P1(ザウルス
アイゲッティ)の場合約180分。
対応機種は、MI-310、MI-P1、MI-P2、MI-EX1、MI-C1の5機種で、出荷開始は7月7日を予定している。