ネットアイキュー(株)(NetIQ)は13日、Windows NT/2000環境におけるシステムとアプリケーションのためのパフォーマンス&アベイラビリティー管理ソフトの最新版『NetIQ
AppManager 3.4J』を発表した。7月に販売を開始する予定。価格は管理対象システムのソフトが8万円からで、AppManagerオペレーターコンソールが39万円から。
『NetIQ AppManager 3.4J』 |
同時に、Windows NT/2000のマイグレーションツール『Domain Migration
Administrator』(DMA)とWindows 2000ディレクトリー管理ソフト『Directory and
Resource Administrator』(DRA)を日本市場へ投入すると発表した。両製品とも5月に米国において合併が完了した旧ミッションクリティカル社の製品。DMAは夏に、DRAは年末に発売される予定で、価格はいずれも未定。
NetIQ AppManager 3.4Jは、Windows NT/2000環境でのシステムとアプリケーションについて、パフォーマンスを最適化し、問題の検出と修正の自動化により可用性を向上させるためのもの。今回、Windows
2000に対応するとともに、対応ハードウェアモニターに『IBM Netfinity
Manager』を追加した。対応サーバーアプリケーションにはバックアップツール『VERITAS
Backup Exec』と『Computer Associates ARCServeIT』を追加し、バックアップシステム管理を可能にした。『Microsoft
Network Load Balancing Service』と『Microsoft Site Server』に対応したエージェントを追加し、さらに大規模なウェブファームやASP環境のサポートが可能になった。既存のAppManagerエージェントも大幅に改良されたという。監視機能を拡張するために新しい“Knowledge
Script”も追加した。
『Domain Migration Administrator』 |
DMAは、GUI画面でのポイント・アンド・クリック操作により、Windows
NTドメインの集約とWindows 2000への移行を可能にするもので、シミュレーションも行なえる。ユーザーセキュリティーインフォメーション(ACL)の自動更新機能を搭載する。
DRAは、分散されたActive DirectoryとNTドメインを統合管理するもの。処理を自動化し、管理負荷を削減するという。Active
Directoryの階層構造を動的に再階層・グループ化して管理することも可能。