日新電機、ファイアーウォールソフト『CyberGuard Firewall V4.2』とファイアーウォール専用機『KnightSTAR』を発表
2000年05月24日 00時00分更新
日新電機(株)は、米CyberGuard社が開発したファイアーウォールソフト『CyberGuard
Firewall V4.2』(以下CyberGuard)と、CyberGuardをプレインストールしたファイアウォール専用機『KnightSTAR』を発表した。両製品とも6月1日に販売を開始する。
CyberGuardは、独自開発の専用OS上で動作するファイアーウォールソフト。米国の公的認定機関NCSCのB2クラスの認定を受けた専用OSを採用したため、OSのセキュリティーホールを悪用した不正アクセスを防止できるという。また、ウェブブラウザーでCyberGuardを遠隔操作でき、その際に通信内容はSSLなどで暗号化される。さらに、企業の支社や営業所にある複数のCyberGuardを、本社のCyberGuardで一括管理できるとしている。そのほか、ログ解析ツールで用いるログの記録や、ウイルススキャンソフトやURLフィルタリングソフトと連携し、メールなどのウイルスチェックやホームページへのアクセス制限が可能という。ファイアーウォール内部のホスト数(ユーザー数)に応じて、50ホスト版、250ホスト版、ホスト数無制限版がある。価格は139万円から。
『CyberGuard Firewall V4.2』 |
KnightSTARは、CyberGuard(ホスト数無制限版)がプレインストールされたファイアーウォール専用機。CPUはデュアルPentium
IIIを採用し、256MBのメモリー、9GBのHDD、48倍速のCD-ROMドライブを搭載する。筐体は19インチラックに対応したラックマウント型を採用し、2Uタイプと4Uタイプがある。本体サイズは、2Uタイプが幅483×奥行き584×高さ89mm、4Uタイプが幅483×奥行き584×高さ178mm。LAN機能(Ethernet)は、2Uタイプが5本(最大9本)、4Uタイプが9本(最大16本)持つ。さらに、4Uタイプでは、電源が2重化されている。そのほか、2Uタイプと4Uタイプとも、オプションとしてシステムの2重化に対応し、ノンストップ構成が可能という。価格は、2Uタイプが370万円、4Uタイプが420万円。
『KnightSTAR』 |