(株)ジェイ・ピイ・エス・エスは15日、東京・新宿の同社内に設置の新コールセンターを運用開始したと発表した。4月の同社移転に伴い、コールセンターシステムを刷新したもの。
同社のコールセンターは、パソコン販売店やベンダーなどからコールセンター業務のアウトソーシングを請け負う。サポート対象は、個人・SOHOユーザーを対象にしているという。
新システムは(株)大塚商会が受注。「ソフトウェアは、米レメディー社のコールセンター用ソフト『Action
Request System』の日本語版を利用。ハードウェアは、日本電気(株)のPBX『APEX7600』をコアに、コールセンター向けミドルウェア『CTIPRO』を組み合わせて構築した」(大塚商会、専務取締役の稲子谷昭氏)という。構築にかかった費用は約1億円で、同様のシステムに比べて約半額で構築できたという。
大塚商会、専務取締役の稲子谷昭氏 |
新コールセンターは、100までのクライアント、999までの電話番号の切り分けが可能で、当初は座席数40シート、3交代制の24時間対応でスタート。年内に100シートまで増やす予定という。
このシステムの運用開始によりJPSSは、「現在の30社のクライアント、売上高6億円から、本年度はクライアント数を50社にし、売上高10億円を目指す」(佐谷聡太代表取締役社長)という。
JPSSの佐谷代表取締役社長 |