(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の発表によると、富山県警生活保安課と魚津署は31日、同署が8月に摘発した会社ぐるみの海賊版販売事件について、全国に指名手配をしていた被疑者男性(住所不定・無職)を逮捕した。
この男性は当時、大阪市内の(株)インターナショナルコーポレーションの経営に携わるかたわら、“ソフネットジャパン”という団体名で会社ぐるみで組織的に海賊版ソフトを製造。さらに、海賊版販売をうたった電子メールで注文を募り、代金引換郵便で全国1000人以上に販売した。
今回の事件について、告訴を行なったソフトメーカーは、(株)アプリックス、(株)ヴァル研究所、(株)ジャストシステム、米マイクロソフトの4社。8月の家宅捜索時に押収された関係物品は、海賊版のマザーソフトなど約1000枚、パソコンやCD-Rドライブ約30台など、合計で4トントラック2台分にのぼるという。