ウェブに関する標準仕様の策定を行なっているWorld Wide Web Consortiumは2月3日(現地時間)、ウェブコンテンツを作成するためのツール(オーサリングツール)の指針を示した“Authoring
Tool Accessiblity Guidelines 1.0”(ATAG 1.0)を、W3C勧告として発表した。
ATAG 1.0は、HTMLエディターやウェブサイト管理ツールといったオーサリングツールの開発者を対象としたもの。アクセスしやすいウェブサイト構築を支援するために、オーサリングツールとして必要な要素について解説している。その中には、“警告メッセージのッ出力”や“ヘルプファイルによる情報の提供”、“W3C勧告に沿った正確なマークアップを用いたコンテンツの生成”などが含まれる。
W3Cは'99年5月に“Web Content Accessibility Guidelines 1.0”の勧告を行ない、その中で、アクセスしやすいウェブサイトの指針を示した。W3Cはまた、アクセスしやすいウェブサイトを推進するためには、使いやすいオーサリングツールが必須との考えから、今回のATAG
1.0を勧告する運びとなった。