マーケティングリサーチ会社の(株)日本リサーチセンターと(株)アイ・エス・ティ(IST)は、インターネット視聴率調査“Japan
Access Rating(JAR)”の11回目の調査結果を発表した。アクセス数トップは“yahoo.co.jp”。季節限定サイトが上位にランクインし、ISTでは「限定サイトは効果がある」としている。
調査は'99年11月8日から12月5日までの4週間にわたって行なわれ、クォーターサンプリング法を使って抽出された1901人のデータを分析した。
調査結果によると、1人当たりの4週間の延べアクセス回数は54.3回、1日平均のアクセス時間は25.7分。4週間の延べアクセスページ数は1236.9で、前回調査('99年10月11日~11月7日)と比べ約1割アップした。
アクセス数など各要素を総合したサイト別のランキングでは、1位がyahoo、2位は“nifty.com”、3位に“goo.ne.jp”が続いた。また着々とランクを上げている“rakuten.co.jp”が、前回の7位から4位に上昇した。
上位はほぼプロバイダー勢だが、その中に混じって、(株)ガーラの期間限定サイト“xmas.ne.jp”が13位にランクインした。夏期の電子暑中見舞いサイト“summer.co.jp”も初登場で25位となるなど、季節物サイトの健闘が目立っており、ISTでは「期間限定効果は、ビールの販売だけでなくウェブサイトにも有効なようだ」と分析しながら、「短期間での告知能力は必要になる」と付け加えている。