2001年5月に国立京都国際会館などで開かれるネットワークコミュニティーに関する国際大会「CONNECT2001」のメーンスピーカーとして、米マイクロソフト社のWindowsを凌ぐ基本ソフトとして注目されている「Linux」の開発提唱者、リーナス・トーバルズ氏が来洛することになった。
Linuxは世界中のプログラマーがインターネットを通じて自由に開発に参加できるのが最大の特徴で、「作り手」と「使い手」の境目が曖昧になるといわれる21世紀型産業構造を先取りするものとして注目されている。
また、Windowsが圧倒的シェアをもつ小型コンピューター用のソフトウエアの分野で、Windowsに対抗しうる機能を持つソフトとしても関心が高まっている。
リーナス氏は米国在住のフィンランド人で、ネットワークを通じた社会のあり方について鋭く発言している。
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