(株)インターサーブは、インターネット上にショッピングサイトを構築するソフト『e-shop』を発表した。トップページや商品掲載ページのデザインから決済、顧客情報の管理といった、ショッピングサイトの開設と運営に必要なソフトがワンパッケージにまとめられており、インターネットビジネスへの新規参入がスムーズに行なえるという。価格は498万円。
店舗レイアウト作成画面 |
e-shopの対応OSはWindows NT 4.0だが、サイトの構築やメンテナンスはブラウザー上から行なえるのが特徴だ。店舗の顔となるウェブページのデザインは、あらかじめ用意されたデザインをウィザード形式で選択して作成することが可能。商品登録では“商品管理ページ”を開き、商品名や説明文、価格情報などを入力。CSV型式のファイルを読み込んで一括登録することも可能だ。
登録した商品は画像データごとウェブに登録。クリックすると詳細説明ページにジャンプさせることもできる。決済方式は代金引換、各社クレジットカードなど主要な方式に対応する。買い物額に応じて割引を行なう“ポイント還元”も設定可能で、販売戦略に応じた店舗作りが可能という。
“売上確認ページ”では、商品カテゴリー別、支払方法別に売上情報をグラフ表示することも可能。顧客情報を管理するデータベース機能も備え、顧客が商品購入時に入力したデータを基に、“30代の女性”“5万円以上買い物をしたことがある20代の男性”といった絞り込みを行ない、ターゲットに応じた広告メールを一斉に送るという機能も持つ。セキュリティー対策にはSSLを採用している。
同社はシステム開発などを手がけるベンチャー企業で、自らオンラインショッピングサイト『Chaos
Mart』を開設、運営している。ソフトのユーザーに対しては、同社が得たノウハウを生かしてマーケティングサービスも有料で提供。自前でサーバーを運営できないユーザーにはサーバーの貸し出しも行なう。
e-shopを発表する岡本社長 |
発表会では、同社社長の岡本篤氏が、「1年前、インターネットでモノが売れるか、と言われた時代にChaos
Martを立ち上げ、色々な経験をした。e-shopの開発では、我々がサイト運営で得た経験とノウハウを生かした」と語った。