ASCII24の調べで、ソニー(株)が、世界最薄のB5ファイルサイズノートパソコン“
VAIO”シリーズ2機種の受注完了を各販売店に通達していたことがわかった。3月20日(金)15:00をもって、『PCG-505EX』の受注完了が各販売店に通達された。また、『PCG-505X』についても、すでに通達済みとのこと。
米インテル社のMMX Pentium-233MHzを搭載した『PCG-505EX』は2月12日、MMX
Pentium-166MHz搭載の『PCG-505X』は3月7日に発売されたばかり。両機種とも'97年11月に発売されヒット商品となった『PCG-505』の後継モデルとして注目を集めていたが、わずか1ヵ月でメーカー側からの受注中止通達となった。
この件について、同社広報では「あくまでも販売店に対しての受注完了通達であって、販売店がすでに確保しているぶんについては、お客様が直接お店から購入できる」としている。
発売当初から人気があった機種だけに、注文してもなかなか手に入らないという噂はあったが、今回の受注中止通達で、さらに品薄状態となるのは決定的。
同社が、『VAIO』シリーズでコンピューター市場に本格的に参入したのは、去年の11月。ブランド力と積極的な販売促進活動、そして、ボディーにマグネシウム合金を使用したB5ファイルサイズで厚さ23.9ミリという画期的なデザインが、『VAIO』を大ヒットに導いた。
同社広報では、「広告は引き続き、テレビ、雑誌媒体を通して行なう」としている。ただ、広告に刺激されて欲しくなっても、購入できるとは限らない。同製品の購入を検討している方は、日本全国の販売店を探し回るか、次に発表される新機種を待つしかない。同社の生産ラインはこの需要を満たすほど大きくなく、早急に製造ラインの見直し等を行なわない限り、今後も品薄状態は続くだろう。(報道局
西川ゆずこ)
・関連記事
http://www.ascii.co.jp/ascii24/issue/980212/hard01.html