No.5 イラストの可能性を引き出す「グラデーション状の透明効果」
従来のバージョンでも、単一塗りのオブジェクトの透明化やグラデーション全体の透明化は可能だった。しかし、今回のバージョンでは、グラデーションの一方、もしくは任意のポイントを透明化することができるようになった。これにより、ガラスがグラデーション状に塗りつぶされているような表現等が簡単にできるようになり、一段と表現力が増す。
イラストレーションではもちろんのこと、デザインワークでも様々な使い方が考えられることから、重宝しそうな機能の1つと言えるだろう。
「Movie 6」ではグラデーションのポイントを指定して不透明度を設定する。従来では全体の透明化しかできなかったことを考えると、大きな進歩だ。
Movie 6
このようにIllustrator CS4には実践的な新機能が多く加わった。これだけでも筆者はCS4に乗り換える価値があると思う。
なお、すでにAdobeのサイトではデモバージョンが配布されているので、今回の機能以外にもたくさんの機能が満載されたCS4を体感することができる。ぜひとも触ってみてもらいたい。