脱・小脇! モバイルノートの新トレンドは「ハンドル」?
ノートパソコンを小脇にかかえて歩いているとき、ちょっとしたはずみで落としてしまい、「ああっ! 仕事の大切なデータがっ!!」と相当ビビった経験があるのはぼくだけじゃないはずだ。
松下電器産業が25日に発表した14.1型ワイドモデル(1440×900ドット)のノートパソコン新製品「Let'snote F8」には、そんなドキドキ感をどうにかしてくれる工夫がある。
それはパームレスト手前に取り付けられた「ハンドル」、要は折りたたみ式の取っ手だ。ビジネスシーンはもちろん、家の中などで持ち運ぶときにも活躍してくれるだろう。
性能面でも目新しい。従来のLet'snoteシリーズで最も高スペックなモデルは14.1型モデル(1400×1050ドット)の「Let'snote Y」シリーズだったが、Fはより性能を高めている。
特に注目なのはCPUだ。従来Let'snoteでは低電圧版/超低電圧版を採用してきたが、Fでは通常電圧版の最新プロセッサー「Core 2 Duo SP9300」(2.26GHz)を搭載した。チップセットはIntel GS45 Express、メモリーは標準で2GB、HDDも160GBと必要十分で、おまけにDVDスーパーマルチドライブも積んでいる。
それでも重量は約1.63kgと軽量性をキープし、バッテリー駆動時間も約9時間と長時間だ。さらに今までのLet'snoteと同様に「キーボード防滴」「76cmの高さから落下しても平気」「100kgf加圧振動試験クリア」の堅牢性も維持した。
モバイルマシンの3大条件「軽くて、丈夫で、バッテリー長持ち」をシッカリと兼ね備えた、持ち歩かれるために生まれてきたマシンという作りになっている。次のページでは、F8を発表会で撮ってきた写真でじっくりと見てみることにしよう。
Let'snote F8の主なスペック | ||
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型番 | CF-F8 | |
CPU | Core 2 Duo SP9300(2.26GHz) | |
チップセット | Intel GS45 Express | |
メモリー | 2GB | |
HDD | 160GB | |
ディスプレー | 14.1型ワイド 1440×900ドット | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | |
無線通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n | |
本体サイズ | 幅326×奥行き251×高さ48.5mm | |
重量 | 約1.63kg(バッテリー含む) | |
バッテリー駆動時間 | 約9時間 | |
OS | Windows Vista Business SP1 | |
予想実売価格 | 29万円前後 |