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実機&模型で知る零戦

君はゼロを見たか!

2008年05月03日 00時00分更新

文● 吉田/Webアキバ編集部

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大迫力!零戦52型がすぐ近くで見学可能な遊就館

 遊就館は靖国神社付属の展示施設で、明治維新から先の大戦までの兵士の遺品や各種兵器を展示している。展示物には、ここで取り上げている零式艦上戦闘機五二型の他、彗星艦上爆撃機、九七式中戦車などもある。

 零式艦上戦闘機五二型が展示されているのは遊就館のエントランス部分で、ここは無料で見学が可能だ。また、かなりそばまで近づいて見学することができ、ここに限っては写真撮影の制限はない。

遊就館入り口付近。九段下駅、市ヶ谷駅から10分くらいで行くことが出来、非常に便がいい

遊就館入り口付近。九段下駅、市ヶ谷駅から10分くらいで行くことが出来、非常に便がいい

 ここに展示されている零戦は、南方ラバウルで回収された主翼と胴体部分、ヤップ島で回収された機体各部品より合成して復元された機体だ。復元を担当したのは河口湖自動車博物館館長の原田信雄氏。なお、展示されている機体に書かれている番号は、主翼内部に書かれていた部品番号から採ったとのことだ。

零戦全景。手前に低い柵があるだけで、その外側であれば自由に見学と撮影を行うことができる

零戦全景。手前に低い柵があるだけで、その外側であれば自由に見学と撮影を行うことができる

真横から見たところ

真横から見たところ

零戦に記されているステンシル。機体番号などが記入されている

零戦に記されているステンシル。機体番号などが記入されている

機体後ろ上方より見たところ

機体後ろ上方より見たところ

コクピット付近拡大。ちなみにエンジンから出ている管は「推力排気管」と呼ばれ、エンジン排気を後方に噴出させることで飛行時の速度の増大効果を狙ったものだ。二一型の集合排気管との形状の違いを見比べてほしい

コクピット付近拡大。ちなみにエンジンから出ている管は「推力排気管」と呼ばれ、エンジン排気を後方に噴出させることで飛行時の速度の増大効果を狙ったものだ。二一型の集合排気管との形状の違いを見比べてほしい

コクピットを斜め上から見たところ

コクピットを斜め上から見たところ

コクピット内部。各種計器がきちんと再現されている

コクピット内部。各種計器がきちんと再現されている

コクピット内部と九八式射爆照準器(中央の十字型の輪がついている器具)

コクピット内部と九八式射爆照準器(中央の十字型の輪がついている器具)

コクピット後方を望む。シートには「軽め穴」として肉抜きされている

コクピット後方を望む。シートには「軽め穴」として肉抜きされている

機体後部。尾翼の番号は第381航空隊所属機、という設定になっている。

機体後部。尾翼の番号は第381航空隊所属機、という設定になっている

機体下半分。機体後部から前部を望んでいる。着艦フックが見えている

機体下半分。機体後部から前部を望んでいる。着艦フックが見えている

尾輪のアップ。尾輪はソリッドタイヤを採用している

尾輪のアップ。尾輪はソリッドタイヤを採用している

右主翼上面

右主翼上面

左主翼前面。ダミーの20mm機銃が取り付けられている

左主翼前面。ダミーの20mm機銃が取り付けられている

主翼にある空気取り入れ口

主翼にある空気取り入れ口

主脚部分。主脚の青黄赤のマーキングは、主脚の緩衝装置の沈み具合を表示するためのもの

主脚部分。主脚の青黄赤のマーキングは、主脚の緩衝装置の沈み具合を表示するためのもの

主脚のタイヤ部分。なお、タイヤは空気タイヤを使用している

主脚のタイヤ部分。なお、タイヤは空気タイヤを使用している

20mm機関砲。これは初期型のもので装弾数60発

20mm機関砲。これは初期型のもので装弾数60発

 さて、次は簡単に入手できる零戦の模型を紹介しよう。

(次ページへ続く)

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