日本科学の最先端衛星一挙公開!
最近話題になったといえば、月探査衛星「かぐや」の月からのハイビジョン映像だろう。今回、「かぐや」本体原寸大模型の展示や、「かぐや」が撮影したデータを使用した参加型イベントなどが行なわれ、多くの家族連れが楽しんでいた。
なお、記事中の写真は衛星別に分類して並べているが、実際の展示では会場内各施設に分散されて展示されていたことをあらかじめお断りしておく。
あまりの精細さに、かえって特撮っぽいとの評判もたった「かぐや」による「月面上での地球の出」。宇宙には大気が無いため、遠くの物体でも霞むことがないため、こう見えるわけだ ※JAXAのサイトより画像転載
「かぐや」本体。ミニバンというかマイクロバスくらいの大きさ。こんな巨大な衛星を日本は月に送り込んでいるんですねえ
「かぐや」に搭載されているものと同型のロケットエンジン(画像中央のエンジンノズル)。噴射試験に使用されたので焼け焦げている
「かぐや」のハイビジョン画像の前で行われていた記念写真撮影サービス。プリントアウトをお土産にもらうことができた
宇宙飛行士の募集コーナー。小さな宇宙飛行士候補が応募書類を手渡されていた
このほか、国際宇宙ステーション日本実験モジュール「きぼう」の管制室や地上訓練用のモジュールが公開されていた。「きぼう」は、三つの部分に分けて打ち上げられ、すでに3月に第一弾が打ち上げられている。今年と来年で残りの二つの部分も軌道上に打ち上げられる予定だ。
なお、「きぼう」の追跡管制室も公開されていたが、撮影はNGとのことで今回は残念ながら主管制室の画像は掲載していない。
「きぼう」の原寸大模型。昨年まではここに実際の「きぼう」各部分が置いてあった
撮影が許可されていた方の「きぼう」の管制室。多数のPCが並んでいる
「きぼう」の構造模型
展示室内にある「きぼう」の原寸大模型。実際に中に入って機器(模造)にさわってみることができる
精密に再現された「きぼう」の内部。大人気で入場まで10分から15分待ちだった
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