KDDIは28日、2008年春モデル10機種を発表した(関連記事1、関連記事2)。発表会と同時に開催されたタッチ&トライ会場では、すでに発表&発売済みの4機種を含め、14機種が春モデルとして展示されていた。ここでは新たに発表された10機種について、写真によるレポートをお届けする。
auの春モデル全14機種
KCP+プラットフォームを採用するハイエンドケータイ3機種
W61SA
「W61SA」は、ケータイ初搭載となる3インチワイドQVGA(240×432ドット)有機ELディスプレーを採用したワンセグケータイ。今春開始予定の映画・ドラマ配信サービス「LISMO Video」にも対応する。
LISMO Videoの解像度はQVGAサイズで、本機のワイドディスプレーを活かしきれないのが残念だが、ワンセグより高画質な映像(フレームレートは2倍の30fps)でとても滑らか
本体はスライドタイプで、薄さ17.3mmと見た目ほど厚くはない。左側面の「スムースタッチキー」を軽く押すとディスプレー下部のタッチセンサーが有効になり、本体を閉じたままワンセグや音楽再生操作ができる
タッチセンサーが有効になったところ。「▲▼」に触れて操作するのではなく、▲▼に対応するタッチセンサー部(青い「●」)に触れて操作する。センサーの感度は良く、的確に反応する
W61T
「W61T」は、スポーティーでカジュアルなデザインの「ポロシャツのイメージ」(説明員)というワンセグケータイ。春モデルでは、本端末とW61SAのみが有機ELディスプレーを搭載し、また本端末を含めたハイエンド端末3機種(W61SA、W61S)のみがBluetoothに対応する。
背面突端に通知ランプがあり、カバンなどから取り出さなくても着信通知などを確認しやすい
ワンセグやLISMO Videoにも対応し、特にワンセグは東芝製液晶テレビ「REGZA」と同等の画質で視聴できる。新たに画質選択(3種類)も可能になった
ダイヤルキーのデザインもポップでカワイイ。防水ではないが、シートキーを採用しているのでスポーツ時の汗のしみ込みなどは気にならない
Cyber-shotケータイ W61S
Cyber-shotケータイが、(株)NTTドコモの「FOMA 905i」シリーズに続いて登場した。デジカメブランドを有するケータイは、カシオ計算機(株)が2007年8月に発売した「EXILIMケータイ W53CA」に次いで2機種目となる。AF・手ブレ補正機能を搭載した有効511万画素CMOSセンサーや3倍光学ズーム、3cmマクロを搭載し、カメラ機能に特化している。
「Cyber-shotケータイ W61S」のカラーバリエーションは3種類(スペクトラムピンク、シャドウブラック、プリズムホワイト)
開発中のため肝心のカメラ機能を試すことはできなかったが、被写体が微笑むと自動で撮影する「スマイルシャッターLite」(ケータイ初)を搭載。レンズカバー部は、よりデジカメっぽくスッキリとしており、側面のシャッターボタンも大きく押しやすい
春モデルでもっとも高解像度の、2.8インチワイドVGA(480×800ドット)液晶パネルを採用する。ワンセグは「タイムシフト再生」や、ワンセグ録画時に着信しても録画を継続する「バックグラウンド録画」に対応する