(社)電気通信事業者協会(TCA)は5日、2007年9月末の携帯電話機・PHSの契約数を発表した。ソフトバンクモバイル(株)が5ヵ月連続で純増1位となり、KDDI(株)グループが2位。(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモグループも全国で純増へ転じた。
純増契約数をみると、1位のソフトバンクモバイルが19万8300件増の1705万2500件。auが19万6700件増の2874万4000件、ツーカーは3万8700件減の47万3100件でauとツーカーを合わせたKDDIグループ全体では15万8000件増となった。純増に転じたNTTドコモグループは3万7500件増の5294万1700件。
一方で、携帯電話ユーザーのほとんどが加入する、iモードなどのインターネット接続サービスでは、KDDIのEZwebが14万600件の純増で1位。ソフトバンクのYahoo!ケータイは12万1900件の純増にとどまっている。3位のNTTドコモのiモードは2万4100件増。
システム別にみると、ソフトバンクはW-CDMA方式が50万6300件増の1091万6500件。auの3G方式であるCDMA2000 1X(CDMA 1XおよびCDMA 1X WIN)は21万3200件増の2824万700件、NTTドコモグループのW-CDMA(FOMA)は69万9600件増加し、4000万件の大台を越えた4004万2600件となった。
PHSについては前月に純減となった(株)ウィルコムグループが300件増とわずかながら純増に転じた。サービス終了が決まっているNTTドコモグループは2万100件減の31万300件で、PHS全体で1万9800件の減少となり、合計で495万5800件となった。
携帯電話の事業者別契約数(2007年9月末)
- 全事業者合計
- 9933万3600件(45万5900件増)
- NTTドコモグループ
- 5294万1700件(3万7500件増)
- auグループ
- 2874万4000件(19万6700件増)
- ツーカー
- 47万3100件(3万8700件減)
- KDDIグループ合計
- 2921万7100件(15万8000件増)
- ソフトバンクモバイル
- 1705万2500件(19万8300件増)
- イー・モバイル
- 12万2300件(6万2100件増、2007年6月末との比較で)
システム別
- W-CDMA/NTTドコモグループ
- 4004万2600件(69万9600件増)
- W-CDMA/ソフトバンクモバイル
- 1091万6500件(50万6300件増)
- CDMA2000 1X/au
- 2824万700件(21万3200件増)
- PDC合計
- 1950万8200件(100万8900件減)
- PDC/NTTドコモグループ
- 1289万9100件(66万2100件減)
- PDC/ソフトバンクモバイル
- 613万6000件(30万8000件増)
- PDC/ツーカーグループ
- 47万3100件(3万8700件減)
- cdmaOne
- 50万3300件(1万6500件減)
PHSの事業者別契約数(2007年9月末)
- 全事業者合計
- 495万5800件(1万9800件減)
- ウィルコムグループ
- 464万5500件(300件増)
- NTTドコモグループ
- 31万300件(2万100件減)