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未成年者の18禁コンテンツ閲覧制限のため

リンデンラボ、3D仮想世界Second Lifeに個人認証システムを導入

2007年08月30日 14時38分更新

文● 編集部 尾鍋真一

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米リンデンラボ(Linden Lab)社は29日(現地時間)、同社が運営するオンライン3D仮想世界“Second Life”(セカンドライフ)において新しいID認証“IDV”(Identity Verification)システムを導入すると発表した。同日からベータ版として試験運用されている。これによりアクセスが18歳以上に限られているコンテンツなどへ未成年者がアクセスできないように制限するとしている。

現在Second Life内には18歳以上のユーザーにのみアクセスが許可されているコンテンツがあるが、今回米アリストートル(Aristotle)社が提供するID認証技術IDVの導入によって、Second Lifeの中で“制限あり(Restricted)”と明確に記された地域にアクセスする全ての住人にID認証が要求されることになり、未成年者が制限されたコンテンツへ容易にアクセスできないように対策を行なうという。なお、IDの認証はユーザーの任意となるが“制限あり”と表示されているコンテンツへは年齢が18歳以上であると確認された人物のみがアクセスできるようになる。

また、ID認証のシステムには個々のユーザーを特定する情報である、運転免許証の番号国民IDカードの番号などを、各国の事情に合わせた形で入力することが予定されているという。更に、Second Lifeへの参加時に入力済みの個人情報に関連する項目を照合するため、既存の公的データベースとの間で二重チェックが行われるとしている。

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