(株)アイ・オー・データ機器は23日、USBスティック型のワンセグ放送チューナー“SEG CLIP”(セグクリップ)『GV-SC200』を発表した。従来製品より一回り小型化されたほか、内蔵ブースターや付属の外付けアンテナにより、安定した受信を実現している。価格は1万600円(税別)。発売は30日の予定。
GV-SC200は、2006年12月に発表(関連記事)されたSEG CLIPシリーズの最新モデル。USBスティック型の本体に、ワンセグ放送チューナーとロッド式アンテナを備えており、Windowsパソコンに接続すれば、どこででもワンセグ放送を視聴できる。
従来機種と比べての特徴は、小型化と受信感度向上が挙げられる。本体サイズは一回り小さくなり、長さはUSB端子部を含めて70mm(従来機種は86mm)、幅は25mm(同30mm)となった。重さもわずか19g(同27g)と軽い。
受信感度向上のための機能としては、まず信号を増幅するブースターの内蔵が挙げられる。これにより、放送波の弱い建物内でも良好な受信を実現する。また、本体に装着されているロッドアンテナは取り外しが可能で、付属のF型変換コネクターを装着することでテレビのアンテナ線を接続したり、同じく付属の外部アンテナを装着して、ロッドアンテナでは十分な感度が確保できない環境での受信能力を高めている。付属外部アンテナのケーブルは3mと長い。またパソコンからのノイズの影響を避けるため、SEG CLIP本体をパソコンから離して接続するための、USB延長ケーブル(長さ1m)も付属している。
付属の視聴ソフト“SEG CLIP”の機能も強化された。放送中の番組のタイムシフト視聴が可能になったほか、タイムシフト視聴中の番組に限って、1.5倍速での映像・音声同時再生が可能となった。静止画キャプチャー機能も搭載された。また従来製品同様、Windows Vista用の“サイドバーガジェット”も付属しており、サイドバー上でのテレビ表示やチャンネル、ボリューム操作が行なえる。
対応OSはWindows Vista(32bit版)/XP。パソコン側の要求スペックは、CPUがPentium III-1GHz相当以上、256MB以上のメモリー、USBポート搭載などとなっている。