キングソフト(株)は8日、オフィススイート“Kingsoft Office 2007”において、ユーザーの意見を反映した機能の修正、および新機能を追加するといったバージョンアップサービスを今月7日に開始したと発表した。同バージョンアップは、7日15時以降のダウンロードファイルにはすでに反映されているほか、利用中のプログラムも、インターネットを通じて自動で順次アップデートされる。
Kingsoft Office 2007は、ワープロソフト『Kingsoft Writer』、表計算ソフト『Kingsoft Spreadsheets』、プレゼンテーションソフト『Kingsoft Presentation』の3本で構成される、Microsoft Officeと互換性のあるオフィススイート。
今回のバージョンアップにおける共通の変更点は、ドラッグ&ドロップで画像を挿入できるようになったほか、ツールバーにPDF出力アイコンを追加することで、簡単にPDF形式を作成できるようになったこと。また、複数ユーザー利用時のシリアル入力方法についても変更が行なわれた。同じパソコンを複数のユーザーが利用する場合、管理者権限を持つユーザーがシリアル番号を1度に入力できる。
そのほかの個別の修正点は次の通り。
- Kingsoft Writer
- 英文入力時に、先頭文字を自動的に大文字に変更する機能を追加
- 起動時に、自動的に日本語がオンになるように変更
- Kingsoft Spreadsheets
- HTMLの表をコピーして貼り付けられる機能を追加
- 関数(DAYS360、WORKDAY、EDATE、CONVERTなど)を追加
- ツールバーの項目に、“セルの結合系列”のボタンと“折り返し”ボタンを追加
- セルの書式設定画面に通貨記号を設定できるように変更
- Kingsoft Presentation
- スライドショーを流す時間を設定できる機能“リハーサル機能”を追加
- テキスト内の文字をコピーする際に、フォントサイズなどの書式も合わせてコピーできる機能を追加