(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとNTTドコモグループ8社は6日、使いやすさを追求しているシンプル端末“らくらくホン”シリーズに、通話とメールとiモードだけを利用できるFOMA携帯電話機『らくらくホン ベーシック』(富士通(株)製)を開発したと発表した。4月発売予定。
『らくらくホン ベーシック』は、以下の技術・機能などを搭載し、操作性を追求したのが特徴。
- 通話相手の声の速さをより遅く変換する“話速変換技術”
- 電話着信やメール受信時に発信者の名前を読み上げる機能
- 定型文を選ぶだけの“メールらくらく返信”
デザインはグラフィックデザイナーの原 研哉(はらけんや)氏とのコラボレーションによるもので、同氏は無印良品のアートディレクションを手がけたこともある。従来の簡単操作をコンセプトにした携帯電話にはない、“きれいなデザイン”を追及したものだという。
通話、メール、iモード以外には、歩数計機能を搭載。身に着けていれば歩いた歩数をカウントすることができる。なお、カメラは非搭載。
本体のスペックは、メインディスプレーに約2.4インチ(240×320ドット/26万2144色表示)の半透過TFT液晶パネル、サブディスプレーには約1.2インチ(64×64ドット/単色)のSTN液晶パネルを採用。連続通話時間は約200分。連続待受時間は、歩数計利用時の静止時で約400時間、移動時で約280時間、歩数計を利用しなければ静止時で約560時間、移動時で約400時間。本体サイズは幅51×厚さ19.9×高さ102mm、重さは約103g。カラーは“ホワイト”“ブラック”“ゴールド”“ピンク”の4色が用意される予定。