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ネオジャパン、Flash/Ajax採用の企業向けWebメール「Denbun」を発売

2007年02月21日 14時14分更新

文● アスキービジネス編集部

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ネオジャパンは、企業向けWebメールシステム「Denbun」(デンブン)の出荷を開始した。Flash版/Ajax版を用意し、デスクトップアプリケーション並みの操作性を実現した。また、携帯電話からの利用に対応したモバイル版も併せてリリースする。


メールソフトの基本機能を網羅、デスクトップアプリ並みの操作性を実現


 「Denbun」は、IMAP4専用の企業向けWebメールシステム。送受信されるメールをメールサーバに保管し、各ユーザーのクライアントには残らない仕組みとなっている。これによりメールの集中管理を実現するとともに、内部統制の構築にも有効としている。

Flash版のメイン画面。一般的なメールソフトと同様の3ペインのインターフェイスを採用している

Flash版のメイン画面。一般的なメールソフトと同様の3ペインのインターフェイスを採用している

 特徴は、メールの送受信/整理/作成/検索/フォルダ作成や、開封確認/署名設定/HTMLメール対応など、一般的なメールソフトと同等の機能を標準装備したこと。フィルタによる自動振り分けやドメイン指定によるスパムメールの排除に対応、アドレス帳も搭載する。

 また、Ajax版/Flash版では、ドラッグ&ドロップによるフォルダ間の移動や、アドレス帳からの宛先指定に対応。右クリックによる各種操作などほとんどの操作をマウスのみで直感的に行なえるようにし、Webメールながらクライアントソフト並みの操作性を実現した。

メール機能と連動するアドレス帳機能(Flash版)。新規ウィンドウを開かず、ブラウザ内に展開するため利便性が高い

メール機能と連動するアドレス帳機能(Flash版)。新規ウィンドウを開かず、ブラウザ内に展開するため利便性が高い

 モバイル版は、NTTドコモ/au(KDDI)/ソフトバンクモバイルの3キャリアに対応。携帯電話端末の個体認識番号によるログインをサポートする。

 なお、IMAP4プロトコルではサーバにコマンドを発行するごとに認証処理を行なうため、ユーザーの利用が集中した際にパフォーマンスが低下する場合がある。同製品では独自のコネクション・プーリング機能を搭載しており、コネクション・テーブルにユーザーの認証情報を一定時間維持することでパフォーマンス低下を防いでいるとのこと。

 サーバの対応OSは、Windows Server 2003、RedHatLinux9、RedHat ES3/4、Fedora Core 3、Solaris9。対応ブラウザはInternet Explorer6以上で、Flash版はFlashPlayer8以上が必要だ。

 価格は月額300円/1ユーザー。契約は1年単位で、最低利用数は100ライセンスから。ライセンスの追加は10ライセンス単位となる。

 同社では、初年度500本の販売を計画している。

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