JMCリスクマネジメント(JMC-RM)は、社員のリスク認識・判断力を向上させる研修プログラム「リスク脳 トレーニング」を開発し、販売を開始した。
ファシリテータを派遣、ディスカッションで意識を向上
「リスク脳 トレーニング」は、グループディスカッション形式で社員の企業リスクへの認識・判断力を高めるための研修プログラム。JMC-RMが派遣したファシリテータの指示のもと、4~6名程度のグループを編成。たとえば、「部下がメールを誤送信した場合」「お客様から電話でパスワードを聞かれた場合」などの身近なケースでの対応方法について議論し、参加者全員に発言と発案を求める。
ファシリテータは同社のコンサルタントが担い、他者とのコミュニケーションを取りながら、社員が適切かつ自発的な対応力を身につけられるよう促すという。
料金は、参加者20名の場合が25万円/1回(税別)から。1回の研修は4時間で、ファシリテータを1名派遣する。
サービスを提供するJMC-RMでは、これまで情報セキュリティコンサルティングサービスを手がけてきた。だが、セキュリティポリシー構築後も、ポリシー違反による情報漏えいが後を絶たないことから、社員に対する意識浸透を図る教育サービスの開発に踏み切った。今後はセキュリティにとどまらず、「内部統制版」「コンプライアンス版」もリリースする予定、としている。