中国キングソフトの現地法人・キングソフト株式会社は、「キングソフトオフィス2007」を発売すると発表した。昨年9月の発表以来、大きな反響を呼んだもう1つのオフィススイートがいよいよ登場した。
500カ所以上を修正、パッケージ版も3月23日から出荷
「キングソフトオフィス2007」は、Microsoft Office 2003との高い互換性が特徴で、操作性やファイルの互換性を「最大限に近づけた」(同社)というオフィススイートだ。、昨年9月に発表され、11月にベータ版を公開していた。ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Spreadsheets」、プレゼンテーションソフト「Presentation」の3製品で構成される。
今回の発売にあたり、11月のベータ版の公開以降、ユーザーから寄せられた意見や要望を取り入れ、500カ所以上の修正を加えた。具体的には、文書を作成・閲覧しながら範囲を選択し、右クリックでWeb検索ができる「キングソフトウェブ検索」や、スイートの部分導入・ライセンス追加が簡単にできる「複数のシリアル管理機能」などを追加した。また、シリアルの購入も、ソフト内から簡単に手続きできるようにした。
対応OSは、Windows 2000/XP/Vista。ダウンロード版の価格は、3製品をセットにした「キングソフトオフィス2007 スタンダード」が4980円。WriterとSpreadsheetを含む同「パーソナル」が3480円。Writer/Spreadsheet/Presntationの個別製品は各1980円となる。なお、インストール後3カ月間は無料で利用できる試用期間を設けている。
また、当初ダウンロード版のみの提供予定だったが、ユーザーニーズを受け、パッケージ版も3月23日に発売することを決めた。パッケージ版として販売するのは、「キングソフトオフィス2007 スタンダード」「 キングソフトオフィスプレゼンテーション 2007」の2製品。価格はいずれもオープンプライスとなっている。