エンクロジャーと相性が良いWestern Digital
過去に試してきたエンクロージャーで、不安なく使えているのがWestern Digital製のNVMe SSD。今回のテスト環境とは異なるが、以前ZIKE「ZikeDrive」で計測した際にリード3800MB/秒、ライト3100MB/秒を発揮したのは「WD_BLACK SN850 NVMe 2TB」だった。
テスト環境が異なるため、今回は3800MB/秒には届かなかったが、「AOK-M2NVME-USB4」でもしっかりとパフォーマンスを発揮しており、「WD_BLACK SN850 NVMe 2TB」でリード3100MB/秒、ライト2900MB/秒。PCIe3.0×4、DRAMキャッシュレスの「WD Blue SN570 1TB」でも、リード3100MB/秒、ライト2600MB/秒を出している。
Windowsでの書き込みキャッシュ設定が必要になることもあるが、USB4接続で不安のないパフォーマンスを発揮したエンクロージャー「AOK-M2NVME-USB4」。試しに2000MB/秒に迫る転送速度を発揮するUSB 3.2 Gen2×2ポートでも使ってみたが、なぜかライトが100MB/秒を切ってしまった。
USB4コントローラーの「ASM2464PD」は、USB 3.2 Gen2×2に対応しており、実際、ZIKE「ZikeDrive」では2000MB/秒台を発揮していた。今回のテスト環境が要因かも知れないが、USB 3.2 Gen2×2でも使う人は要注意だろう。
macOSでも実力を確認
続いては、Mac環境でも試していこう。MacはmacOSのバージョンや、フォーマットでパフォーマンスが異なってくることが多々ある。ここではmacOS Sonoma 14.4.1を導入したM1 MacBook Air(2020)と、macOS Ventura 13.6.6を導入しているM2 Pro Mac mini(2023)で試した。フォーマットはAPFSで、ベンチマークは「Blackmagic Disk Speed Test」と「AmorphousDiskMark 4.0.1」を使用した。
なお、「AmorphousDiskMark 4.0.1」を、macOS Sonoma 14.4.1で使用するとライトパフォーマンスの結果がかなり落ち込んでしまった。macOS Ventura 13.6.6では問題なかったので、macOSあるあるのバージョンによる不具合だろう。
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