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ChatGPT機能復活、ウェブ引用や2021年9月以降の現象にも対応

2023年09月28日 12時15分更新

文● 田口和裕

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 OpenAIは9月27日(現地時間)、同社のAIチャットボット「ChatGPT」に、インターネットをブラウズして最新の情報を取得できる「Web Browsing(ウェブブラウジング)」機能の提供を再開した。対象は有料プランの「Plus」および「Enterprise」ユーザーだが、近日中に全ユーザーが利用できるようになるとしている。

5月に公開されるも7月に無効化された機能が復活

 ChatGPTは訓練データの関係上、2021年9月以降(現在は2022年1月)の情報については回答できなかったが、Web Browsing機能を使うことでインターネット上から取得した最新の情報を使った回答を生成できるようになった。

 Web Browsing機能は、2023年5月に一度公開されたが、同年7月に「意図しない方法でコンテンツを取得、表示する可能性がある」問題が発生したため、一時的に機能を無効化している。

 OpenAIはユーザーフィードバックを元に、robots.txtに従い、サイト側がChatGPTとのやりとりを制御できるようにユーザーエージェントを識別できる対策をとったという。

3STEPで利用可能

 Web Browsing機能を利用するには、左下のアカウント名の右側にある「…」をクリックし「Setting & Beta」を選択。

 「Beta features」タブから「Browse with Bing」にチェックを入れる。

 「New Chat」を作製したら、画面上部のモデル選択欄で「GPT-4」、「Browse with Bing」を選択。

 以上でWeb Browsing機能を利用可能だ。

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