みやさとけいすけの工具探検隊 第35回
ちっこい超短ビットとの組み合わせで
狭い場所でも力強くまわせる! ANEX「ミニスタ72ラチェットドライバー」はひとつあると重宝する
2024年03月18日 18時00分更新
奥のネジを締めたいけど、手前にジャマな出っ張りがあってドライバーが入らない……そんな経験をしたことはないでしょうか。自作PCで例えるなら、ファンを交換したいけど、CPUクーラーやビデオカード、ケースの拡張ベイなどがジャマになっているような状況です。
ジャマになっている部分が取り外せるなら、いったん分解して奥から組み立てればいいでしょう。しかし、ファンを交換するためにビデオカードやCPUクーラーを取り外すというのは、作業内容的には負担が数倍に膨れ上がります。正直、やりたくありません。
また、そもそもジャマな部分が固定されている場合、何をどう頑張ってもドライバーは入りません。できることといえば、ドライバーが斜めになっているのを承知でゴリ押しし、ナメないことを祈るくらいです。
もちろん、20度くらいの角度を付けられるユニバーサルジョイントや、押し付け力は弱いものの更に曲げられるフレキシブルシャフトなどを使う方法もあります。ただし、これらは狭い場所のネジをまわすというより、壁際などのネジをまわすのに向いている工具。高さに余裕がない場合、使えないことも多いです。
そんな高さのない狭い空間でもネジをまわせるのが、ANEXの「ミニスタ72ラチェットドライバーセット」(実売価格6530円)。コンパクトな本体と、約19mmと短いビットが28サイズセットになったドライバーです。
ドライバー本体のミニスタ72は、短くてもグリップが太く、力強くまわせるのが特徴。また、一方向のみに回転する"ラチェットドライバー"となるため、ドライバーを持ち直すことなくネジをまわせるというのも魅力です。
そんな「ミニスタ72ラチェットドライバーセット」を購入して試してみました。
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