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人気スマートウォッチ&バンド深掘りレビュー 第5回

【レビュー】Google Pixel Watch 2はAndroid向けスマートウォッチの定番になれるのか?

2024年01月20日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

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ヘルスケアデータは「Fitbit」アプリで管理する。「Google Pixel Watch」アプリとユーザーインターフェイスが異なるので、2つのアプリの使い分けはやや面倒に感じられた

Fitbitがヘルスケア機能を使えることも利点

 Pixel Watch 2は「Fitbit」として使えることも大きなアドバンテージ。健康指数の計測やマネジメント、運動のトラッキングなどに関する機能は、「Fitbit」ブランドのデバイスと同等の機能がほぼ丸ごと入っていると言って差し支えないでしょう。

 なお、Fitbitの機能を使うには「Fitbit」アプリが必要。Pixel Watch 2の初期設定をしていると、自然に「Fitbit」アプリの設定に導かれます。初めて使う人はGoogleアカウントでログインして初期設定ができます。これまでにFitbitデバイスを使っていた人は、従来のアカウントを引き継げますが、Googleアカウントを紐づける必要があります。それらの作業はさほど面倒ではないものの「二度手間感」があったのは事実。Pixel Watchを使う上で「Fitbit」アプリは絶対的なものなので、将来的にはアプリを統合してもらいたいものです。

身体反応が確認されると、このように通知される

 Fitbitのヘルスケア機能では、心拍数、血中酸素飽和度、呼吸数などがモニタリングされて、異常を検出すると通知される仕組み。新機能「身体反応」は、興奮や動揺など、身体にちょっとした変化が生じると知らせてくれる機能。ちなみに、どのように役に立つのかはまだ実感できていません。しばらく使ってみてから、あらためてレポートさせていただきます。

そのときの感情を記録することができる

 ワークアウトモードは40種類以上。ウォーキングやランニングを自動検出して、記録に導いてくれる機能もあり、一定時間運動が停止した場合に、自動で停止する機能も備えています。

ワークアウト中の画面例。文字がくっきり表示されて見やすいが、配色が控えめなので、画面をチラ見するだけでは、運動強度の変化がわかりにくく感じた

 GPSを内蔵しているので、スマホを持たずに、Pixel Watch 2だけで位置情報を記録することも可能。筆者はまだ試していませんが、4G LTEモデルで通信事業者のモバイルプランに加入していれば、Pixel Watch 2だけで、かかっていた電話に応答することもできます。モバイルプランへの加入方法と使い勝手についても、追って詳しくレビューします。

GPSを内蔵しているので、ウォーキングやランニングのルートを記録できる

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