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ヒトの脂肪組織量を決める重要因子を特定=阪大など

2023年12月08日 17時13分更新

文● MIT Technology Review Japan

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大阪大学と京都産業大学の研究グループは、ヒトの脂肪組織量を決める重要な因子として「HSP47」を特定した。体脂肪量は個人差が大きく、さまざまな要因や要素で変動することから、科学的に統括して説明する研究報告はこれまでなかったという。

大阪大学と京都産業大学の研究グループは、ヒトの脂肪組織量を決める重要な因子として「HSP47」を特定した。体脂肪量は個人差が大きく、さまざまな要因や要素で変動することから、科学的に統括して説明する研究報告はこれまでなかったという。 研究グループはさまざまな解析法を用いて、脂肪組織に発現するHSP47が体脂肪量を決める重要な因子であることを特定。HSP47の発現は摂食、過食、肥満により増加し、断食、運動、カロリー制限、減量手術、悪液質によって減少することが分かっているが、研究グループはHSP47が体脂肪を示すさまざまな指標(体脂肪量、BMI、ウエストやヒップのサイズ)と有意に相関し、インスリンやグルココルチコイドによって調節されていると説明。また、HSP47が体脂肪量を決める仕組みとして、HSP47の欠損や阻害によってコラーゲンタンパクの動態(折りたたみ、分泌、インテグリンとの相互作用)が障害され、PPARγタンパク質が減少することで、脂肪組織が萎縮することを明らかにした。 研究成果は11月11日、ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)誌にオンライン掲載された。

(笹田)

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