ワークプレイスサービスプロバイダー
大山社長兼CEOは、リコーの強みを、オフィスプリンティング事業で培った世界140万社の強固な「顧客基盤」、地域密着の販売およびサポート網による「顧客接点」、課題解決に向けて提供している自社製品やサービスによる「自社IP」の3点をあげる。そして、これを生かすことで、「ワークプレイスサービスプロバイダー」を目指すと宣言した。
ワークプレイスとは、リモートワークなどによって変化した新しい働く場を再定義した言葉である。
かつて、OAという言葉を作ったリコーが、ワークプレイスサービスプロバイダーという新たな領域で、リーダーを目指すことになる。今回の「企業価値向上プロジェクト」の追加施策は、それを実現するために、より大胆な構造改革に挑むことを示したものだといえる。
この連載の記事
-
第592回
ビジネス
まずは現場を知ること、人事部門出身の社長が続くダイキン -
第591回
ビジネス
シャープが堺のディスプレーパネル生産を停止、2期連続の赤字受け -
第590回
ビジネス
生成AIに3000億円投資の日立、成長機会なのか? -
第589回
ビジネス
三菱電機が標ぼうする「サステナビリティ経営」、トレードオフからトレードオンへ -
第588回
ビジネス
富士通の子会社でDX専門のコンサルティングをするRidgelinez -
第587回
ビジネス
メーカー自身が認定し、工場検査後に販売するパナソニックの中古家電 -
第586回
ビジネス
マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際 -
第585回
ビジネス
日本市場の重要性を改めて認識する米国企業、変革期にある製造業がカギ -
第584回
ビジネス
NTT版の大規模言語モデル(LLM)、tsuzumiの商用化スタート、勝算は? -
第583回
ビジネス
エコ投資に取り組むエプソン、見方によっては10年で1兆円の投資も -
第582回
ビジネス
パナソニックコネクトの現在地点、柱に据えるBlue Yonder、ロボットとは? - この連載の一覧へ