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都市の形で問う「PlaGuessr」が優勝! 建造物との恋愛やバトルなどハイレベルな作品が爆誕したハッカソン

「PLATEAU Hack Challenge 2023 in Tokyo」レポート

特集
Project PLATEAU by MLIT

提供: PLATEAU/国土交通省

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デジハリ賞:建物と会話し恋をする「ウィンドウ越しのBuilding Love」(チーム「脂マシマシ」)

 デジハリ賞は「ウィンドウ越しのBuilding Love 〜建物と話して、恋をして〜」が受賞。

「ウィンドウ越しのBuilding Love ~建物と話して、恋をして~」

チーム「脂マシマシ」

 街中に立ち並ぶ建物がしゃべりだす。その個性に触れて私たちはきっと建物に恋をする――「ビルディング・ラブ」というテーマの作品。「建物と会話ができると面白いだろうな」というアイデアを掘り下げて、AR技術とLLM(Large Language Model)で実現させようというものだ。

スマートフォンのカメラを建物にかざすことで、建物が話し出す。「私はデジタルハリウッド大学です。一緒にデジタルの世界に触れながら新たな可能性を追求しませんか?」

 PLATEAUのデータが持つ建物の属性情報をもとに、LLMでそれぞれのキャラクターを生成し、スマートフォンで話しかけて会話が成立するという仕組みだ。ただし、今回、アプリとして作り込むところまではできていない。技術単位での実装はできた(ないしは、うまくいくだろうというところは見えた)が、それらをマージするところがこれからの課題だという。

システムの構成

 プレゼン後の質疑で、内山氏からは建物のキャラクターを設定するときに渡すパラメーターを精査することも必要ではないかというアドバイスがあった。現在はすべてのパラメーターをLLMに渡しているが、どこか軸を決めて渡すことで特徴が際立つこともある。また、地域という単位で見ると地域ごとの特性や共通性などが表れるので、都市との会話も可能だということになる。石丸氏も、都市との会話という新しい世界を期待していると述べた。

 特に子どもに非常に受けるのではないかとそのコンテンツ性が評価され、デジハリ賞の受賞となった。マイケル氏は、子どもが建物の歴史に興味を持つだろう、とても良いアイデアだと講評を述べた。

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