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COMPUTEX TAIPEI 2023レポート 第48回

20周年の懐かしさと新しさが共演するラインアップがスゴイ

21kgの超ド級ケースにファンまみれのCPUクーラーも!? SilverStoneブースレポート

2023年06月24日 11時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

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懐かしさも新しさも楽しめるPCケースコーナー

 そして、会場で特に人気が高かったというのが、「PC-9801シリーズ」をインスパイアした白いPCケースだ。ケース前面の5インチフロッピーディスクドライブを模したデザインが特徴的で、1980年代の空気を感じさせる。

 ちなみに、フロッピーディスクドライブの部分は蓋になっていて、開けるとUSBポートが登場。USB Type-A×2に加え、USB Type-Cポートも搭載していて、しっかり今の時代に即した構成になっているのは面白い。

プロトタイプモデルとのことだが、PC-9801シリーズを模したPCケースも展示。会場を訪れたファンからの人気が高かったという

フロッピーディスクドライブは本物ではなく、USBポートのふたになっている

 そのほか、「FARAシリーズ」や「SETAシリーズ」のようなLEDを搭載したゲーミング向けデザインのPCケースも展示されていた。中には試作品だというモデルもあり、今後の展望に期待がかかる。

ゲーミングモデルらしいLED搭載のPCケースも展示

「C-542」という仮名で展示されていたSETAシリーズの新モデル。同社のPCケースの新製品は、昨今の流行に合わせてサイドファンが取り付けられるようになっている

見た目のインパクト抜群なCPUクーラーが登場

 また、ブースでも非常に目を引いたのが新製品の簡易水冷CPUクーラー「IceMystシリーズ」だ。IceMystシリーズのCPUクーラーは、ウォーターブロック周りにRGBファンを取り付けられる特殊な機構が用意された製品だ。

 簡易水冷のCPUクーラーは、CPU周りにエアフローがないため、マザーボード付近に熱い空気が溜まってしまう。それを散らすために、このファンが一役買ってくれるというわけだ。ファンは複数個重ねて取り付けられ、角度も調整できる。

 ラジエーターには240mm/360mmの120mmファンを使用するモデルと、280mm/420mmの140mmファンを使用したモデルがある。ちなみに、ファンを重ねられる数はマザーボードによるとのこと。

IceMystシリーズのウォーターブロックには、複数のファンを取り付けられる。思わず「なんじゃこりゃ!?」と言ってしまう異色の製品

見た目のインパクト抜群なIceMystシリーズ。ファンは上に重ねていくだけで簡単に増設できる

 PCの冷却性能に重きを置くSilverStoneは、もちろんCPUクーラーだけでなくファンの設計にもこだわっている。エントリークラスの「VISTAシリーズ」に、薄型タイプの「Air Slimmerシリーズ」、独自のフィンを採用した「Shark Forceシリーズ」、風の拡散を防いで直線的に風を届けられる「Air Penetratorシリーズ」など、個性的なファンが揃っている。

エントリー向けのVISTAシリーズ。白モデルもラインアップ

Air Slimmerシリーズは、薄型で小型PCなどにも採用可能なタイプだ

Shark Forceシリーズは、フィンの表面にサメ肌のような加工が施されており、ファンの性能を高めているとのこと

Air Penetratorシリーズは、風を収束させることで効率的にPCのエアフローを循環させられるようになるという

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