使い勝手を優先して考えられた運転席
収納もインフォメーションも使いやすく配置
運転席まわりはシンプルそのもの。メーターパネルは奥にあり、その手前に小物を収納するスペースが用意されています。写真はハンドタオルが入っていますが、こちらは財布などを入れるのに便利。メーターパネルはシフトポジションと燃料計を中心に左に速度計、右にエンジン回転計を配置。エンジン回転計の左側にインフォメーションディスプレイが置かれています。インフォメーションとしては、ナビやクルーズコントロールの設定画面が出るのですが、これらはメーターパネル中央にあった方が便利だと感じました。
運転席右側に目を向けると、パワーボタンのほか、パワースライドドアの開閉、車線監視機能のオン/オフなどのスイッチが並びます。ドアの内張にはウッド調の小さな加飾パーツが配置されているのですが、これが良いアクセント。チープな印象を払拭しています。
バイザーの裏側にはミラーがありますが、フタはイマドキのクルマに多いスライド式ではなく跳ね上げ式。ルームミラーの上には室内灯のみ。SOSボタンは用意されていませんでした。ここら辺に2017年フルモデルチェンジの古さを感じました。
右手の操作系に目を向けましょう。パーキングブレーキは電子式で、その隣にはECONと呼ぶエコモードやオートブレーキホールドの切り替えスイッチが並びます。シフトはレバー式。近年のHondaは、エンジン車はレバー式、ハイブリッド(e:HEV)はボタン式で、スティック式はFREEDのみかなと思います。
助手席側にはトレイがあり、そこにはUSB Type-Aのレセプタクルが3系統も! スマホのほか、モバイルバッテリーが充電できますし、トレイなのでその上にスマホたちが置けるのは実に便利この上ナシ! エアコン操作パネルは直感的でわかりやすいもの。その下には車内で出たゴミなどを入れるのに便利な、小物入れが用意されていました。
取材車の8インチ純正ナビゲーションはApple CarPlayのみに対応。Android AUTOには非対応で、Androidユーザーが音楽を聴く場合はBluetooth通信のみ、となりそう。ちなみに最近9インチのナビが発売され、こちらはAndroid AUTOに対応しているとのことです。
視界は広く、ダッシュボードの面積が少ないので、映り込みも少ないのが美質。助手席側のAピラーにミラーがあり、左のタイヤ側などが見えます。最初「これイラナイんじゃない?」と思ったのですが、あるとあるで、車庫入れなどで便利だなと実感。ということで、実際に運転してみましょう。
この連載の記事
-
第433回
自動車
スズキ「スイフト」が4代目に! シャープな顔と安定性と低重心さを感じるデザインが魅力 -
第432回
自動車
EVなのにドリフト!? 変速ショックもあるヒョンデ「IONIQ 5N」に新 唯も興奮! -
第431回
自動車
エコもなんのその! V8エンジンで525馬力のSUV「ディフェンダー」は趣味車として最高の選択肢 -
第430回
自動車
燃費良し走り良し! スズキ「ソリオ バンデッド」のハイブリッドが売れてる5つの理由 -
第429回
自動車
Honda「オデッセイ」は2列目シートの使い勝手と座り心地が最高すぎた! -
第428回
自動車
砂漠も山道も走れるJeep「WRANGLER SAHARA」は東京砂漠も楽勝だ! -
第427回
自動車
ホイールで走りが変わる!? ホンダ「VEZEL」の専用ホイールを新 唯がテスト! -
第426回
自動車
SUV+BEV=最高! メルセデス・ベンツの電動SUV「EQB」はアイドルも納得の乗り心地 -
第425回
自動車
雪道も砂漠もドンと来い! ポルシェ「911 ダカール」は悪路を得意とするスーパースポーツ -
第424回
自動車
今買うならMAZDA2の前モデルがお買い得な5つの理由 -
第423回
自動車
ホンダの新型アコード試乗! ハイブリッドなのにエンジン車のようなユニークな走り - この連載の一覧へ