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熊本の天然資源を生かした高級クラフトジン「KUMAMOTO CRAFTGIN PROJECT」

Kumamoto City Pitch2022-2023

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 2023年2月20日(月)、くまもと森都心プラザホールで、熊本市主催のスタートアップピッチイベント「Kumamoto City Pitch 2022-2023」が開催された。熊本市を牽引するスタートアップと事業会社、VCのマッチングが実施され、スタートアップの成長が促進された。

 ピッチにはKumamoto City Acceralation Program「HIGO CANVAS」の採択企業4社と、熊本県内でイノベーションを創出する意欲がある企業として出場企業に採択された6社の、合計10社が登壇した。本記事ではオーディエンス賞及びパートナー賞を受賞した4社を主に取り上げ、その他の6社も簡単に紹介する。

高級クラフトジンを開発するKUMAMOTO CRAFTGIN PROJECTがオーディエンス賞を受賞

KUMAMOTO CRAFTGIN PROJECT 木村慎之介 代表

 オーディエンス賞を受賞したのは、熊本の天然資源を生かして高級クラフトジンを開発するKUMAMOTO CRAFTGIN PROJECTだ。

 プロジェクト代表者の木村慎之介氏は、2022年2月に事業構想をスタート。熊本県の課題として、熊本県には名所や資源が豊富にあるにもかかわらず、熊本城や馬刺しといった代表的なもの以外は認知度が低いことを挙げた。この課題を解決すべく、ジンを通じて熊本の魅力を世界に発信することをミッションに掲げている。

 開発するのは熊本県の高品質な資源を生かした少量生産の高級クラフトジンだ。ラグジュアリー志向を打ち出し、市場価格の3000〜6000円より高い1万円前後の価格帯にすることで、熊本の魅力を世界に発信する。販路もオーセンティックバーや高級飲食店、外商向けなどを検討している。

 クラフトジンの市場は海外での人気はもちろん、国内でも成長し続けている。日本国内に流通する国産ジンの比率は2015年の26.0%から2020年には38.7%まで高まっており、国産ジンが輸入のジンを逆転すると言われている。今後は1年でレシピを開発し、製造、販売を開始する予定だ。2026年にはグローバル展開も見据えている。

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