このページの本文へ

鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第56回

【鉄板&旬パーツ】天然木フェイスが秀逸なPCケース「North」を触ってみた

2023年03月21日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「North Chalk White」を眺める

 実際に「North Chalk White」にパーツを組み込みながら、各部をチェックしていく。最大の特徴となる天然木フェイスのフロントパネルからみていこう。

 パネルは簡単に取り外し可能で、裏側にはダストフィルターが備わっている。メンテナンス性やホコリ対策に不満はないが、天然木が固定されているパネル部の質感が、ちょっとチープに感じた。実際に使った感じでも、枠部のホコリに目がとまりがちだった。どうしても天然木フェイスに目がいくので、やむを得ないところだが、結構気になるかもしれない。

自然と目がいく、約9mm幅の木材を10本使った天然木フェイス。その分、気になる点も出てくる

パネル全体の樹脂の質感は、いまひとつに感じた。吸気口なので当然だが、ホコリが目立つのも残念だ

天然木フェイスとともに、全体が取り外せる

裏側には、着脱できるダストフィルターを装備。PCケース内部へのホコリの侵入を抑えている

木材は樹脂製パネルと接着されていた

 サイドとトップのメッシュパネルの質感は良好で、内部のLEDパーツの光がわずかに透けるのも良い感じだ。ただ、両サイドパネルは残念ながら一般的なネジでの固定になっている。トップパネルはツールレスで、パネル後方のレザープルタブを後方に引くだけでロックが解除され、そのまま取り外せるようになっているだけに残念だ。

細かな穴によるメッシュパネルの質感は非常に良好で、PC内部のLED発光がうっすらと漏れるのも良い感じだ

サイドメッシュパネル。中央T字のフレームは、サイドファンブラケット使用時に風を遮ってしまう

動作中にファンなどと共振するようなことはなかったが、サイドパネルは薄いように感じた。静音重視モデルではないが、パネルに吸音シートが欲しい

サイドパネルは、一般的なネジでの固定になっている

2万円を超える価格的に、サイドパネルは写真の「Define 7 Compact」のようなツールレスのラッチ機構が良かった

トップメッシュパネル。サイドメッシュパネルと同じく、細かな穴の集合になっている

後部のレザープルタブを引くことで、トップパネルのロックが解除され、取り外せる

質感良好なフロントインターフェース

 フロントインターフェースは、トップに備えている。床置き想定なら使い勝手が良い位置だが、液晶ディスプレー横に設置した際はいまひとつだ。USBポートはUSB 3.0 Type-A×2ポートとUSB 3.2 Gen2 Type-C×1ポートと必要最低限になっている。

 パワースイッチには、円形メタルパーツを採用しており、ホワイトモデルは各種端子の金属部を含めシルバーカラーで統一されている。さらにパワーLEDは白色に発光するようになっている。このあたりはFractal Designのこだわりを感じさせる。

パワースイッチには、Fractal Designのロゴが入ったシルバーカラーの円形メタルパーツが採用されている。なお、ブラックモデルはこの部分がゴールドカラーになる

パワーLED部。未通電時はパワーLEDと思わせない、ケースと一体感のあるデザインになっている。ホワイトモデルは白色LEDになる

細かいところだが、各ポート部のガイドのフォントにはもうひと工夫ほしい。いっそのことなくても良かったかもしれない

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中