このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

9980円で買える「OPPO Watch Free」電池持ちや基本機能にも満足

2022年03月28日 09時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

いびきをモニタリングするには、スマホを枕元に置き、「HeyTap Health」アプリの「いびき」をオンにする。なお、先述の通り、iPhoneはいびきモニタリング機能に対応していない

モニタリングされた睡眠データの例

スマホと連携して、いびきをモニタリングしてみたが……

 安いこともあり、機能は控えめのOPPO Watch Freeですが、快眠のための機能にはかなり力が入っています。睡眠時に血中酸素レベルと心拍数をモニタリングして、起床後に睡眠状態を確認できる趣向。スマホと組み合わせて、いびきをモニタリングする機能も備えています。軽くて電池持ちがいいウォッチなので、こうした機能とは相性がいいように感じました。

 OPPO Watch Freeにはマイクはないので、就寝時にスマホを枕のそばに置き、「Hey Tap Health」アプリで「いびき」をオンにすると、スマホのマイクがいびきの音を検出し、アプリに記録される仕組みです。

 しかし、筆者のいびきは検出されませんでした。設定を確認したり、初期化して再度試してみたりもしたのですが、結果は同じ。ほかの人のレビューなどを見ると、「いびきが検出されない」と報告している人が結構多かったので、健康に影響を及ぼすような大きめのいびきでないと検出されないのかもしれません。

筆者がいびきをモニタリングすると、このような結果になってしまった

就寝時間のリマインダー機能も搭載

 なお、OPPO Watch Freeのメディア向けの説明会では、パートナーや家族が一緒に寝る場合、そのいびきを検知する可能性もあると聞きました。筆者が寝る時には、近くに犬がいて、たまにおっさんのようないびきをかいているのですが、その音も検出しませんでした。

 筆者の測定方法や寝相に問題があるのか、それともOPPO Watch Freeがいびきを検出する条件が厳しいのかはわかりませんが、この機能については筆者は評価できません。いびきモニタリング機能に関心がある人は、申し訳ございませんが、ほかの人のレビューなどを参考にしてください。

スマートウォッチとスマートバンドの中間的端末という印象

 OPPO Watch Freeは、モデル名としてはOPPO Watchの後継と思いがちですが、機能や使い勝手は、むしろ2021年4月に発売された「OPPO Band Style」に近い印象。スマートウォッチとスマートバンドの中間的な端末で、「機能としてはスマートバンドで十分だが、画面は大きいほうがいい」という人には格好の選択肢となるでしょう。

 「すごくいい」と愛着が深まっていくタイプの時計ではなく、「これで十分」と納得してしばらく使い続けられそうな感じです。「そもそも腕時計を巻くのはそんなに好きではないが、スマートウォッチを試してみたい」という人にもいいかもしれません。

 

■関連サイト

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ