ディープマインド、AIで核融合炉内プラズマの制御に成功
アルファベット傘下の人工知能(AI)企業であるディープマインドは、深層強化学習AIで核融合炉内の磁場を制御し、超高温のプラズマを2秒間にわたって「電磁気の檻」に閉じ込めることに成功した。
速報:MITTR、2022年の「10大テクノロジー」を発表
MITテクノロジーレビューは、2月23日、恒例の「ブレークスルー・テクノロジー10」の2022年版を発表した。新型コロナ飲み薬、タンパク質構造のAI予測などが選ばれた。
テック業界の労働者たちが 団結で「力」を持ち始めた
2021年の米国では、記録的な数のテック企業の労働組合が結成された。こうした取り組みは米国だけでなく世界各地で進んでいる。これまで圧倒的な力を持っていたテック企業に対して、声をあげる従業員やギグワーカーたちが力を持ち始めた。
可動部が一切ない自動運転車用LIDAR、産総研発ベンチャーが開発
ステラビジョン(SteraVision)は、スキャナーの可動部を一切なくしたソリッドステート・ライダー(LIDAR:レーザーによる画像検出・測距)を開発した。モーターなどで光ビームを移動させる従来方式における信頼性の問題を解消すると同時に、シンプルな構造にすることで量産性を向上させた。可動部が一切ない自動運転用ソリッドステート・ライダーは世界初だという。
イノベーションが起こっても 巨大企業の市場支配が 揺るがない理由
テクノロジーはかつて破壊と競争を促す力だったが、今ではそれらを抑制するために使われている。スタートアップ企業は急速に成長するのが難しくなっており、巨大企業の市場支配は揺るがないものとなっている。
超リアルなシミュレーションでAIドライバー教習、元ウーバー研究者
多大な時間やコストがかけられているにもかかわらず、無人運転車はいまだに試験段階にある。元ウーバーの研究チームを率いた研究者が立ち上げたスタートアップ企業は、シミュレーションの精度を徹底的に高めることで、無人運転車の開発スピードを速めようとしている。
ミクログリアが脳の神経活動を低下、京大が仕組みを解明
京都大学の研究グループは、脳内で炎症が発生したときに神経活動が低下する仕組みを解明した。多くの精神疾患では発症時に脳内で神経活動の異常が発生するが、その詳細な仕組みは明らかになっていなかった。
富士通、AI倫理モデルの作成・影響評価方法を公開
富士通は、国際機関や政府、企業などが発表している人工知能(AI)倫理ガイドラインに基づき、AIシステムの倫理上の影響を評価する方式を開発した。本方式に基づく評価手順書と適用例を2022年2月21日から無償公開している。
この連載の記事
-
第282回
ビジネス
EVシフト「テスラ頼み」の危うさ/グーグルが作った脳の「配線図」に驚き -
第280回
ビジネス
生成AI革命の次は「ロボット革命」/鉄道後進国アメリカで水素列車導入へ -
第279回
ビジネス
中国の半導体業界で打倒「味の素」の動き/レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」とは? -
第278回
ビジネス
鳥インフルのヒト感染、どう捉える?/「オープンソースAI」の定義で混乱 -
第277回
ビジネス
PHEV、環境負荷で予想外/「Sora」は映像制作をどう変えるか? -
第276回
ビジネス
VR「乗っ取り」攻撃、安全確保するには/真の「AI生成薬」治験へ -
第275回
ビジネス
サッカー戦術にも生成AI/不妊化した蚊をドローンで放出、デング熱撲滅へ -
第274回
ビジネス
生成AIで誰でも物語からコミックが作れる/新世代mRNAワクチンはどう違う? -
第273回
ビジネス
水素燃料電池車はなぜEVに負けたのか/生成AIが物語からコミックを作る驚きのサービス -
第272回
ビジネス
生成AIは雇用を奪うのか?/チップレットで新シリコンバレー目指す中国 -
第271回
ビジネス
オープンAI「Sora」動画革命に衝撃/リチウム硫黄バッテリーはEVに載るか? - この連載の一覧へ