このページの本文へ

iPhone&iPadの便利な「合わせ技」活用術

2022年02月23日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

デバイス間で共有をオンにすると、iPhoneで詳細を設定した集中モードが、指定の時刻や場所でiPadによる作業を始めた時にもオンに切り替わります

集中モードの設定をデバイス間で共有する

 iOS 15、iPadOS 15にはメールやメッセージ、その他のアプリから届く通知を一時的に減らして、目の前の作業に集中するための「集中モード」という機能があります。集中モードは「おやすみモード」「運転」「パーソナル」「睡眠」「仕事」など各種プリセットを選んでから、有効になる時間帯、実行中に例外として通知を許可する連絡先の相手やアプリが細かく設定できます。

iOSの設定から「集中モード」を選択。ユーザーカスタムを含む複数のプリセットが用意されています。それぞれに自動でオンにするスケジュールなどが細かく設定できます

 集中モードの設定から「デバイス間で共有」をオンにすると、iCloudを通じてiPhoneとiPad、その他のユーザーが所有するデバイスの間で設定を同期させることも可能です。例えば外出先でiPhoneから集中モードをオンにして、帰宅後にiPadやMacでまとまった作業に集中できる環境を整えておくという使い方も、考えられます。

 各集中モードはオフィスや自宅、リモートワークに使うカフェなど、いつもの場所に訪れた時に起動するオートメーションにも対応しています。

iPhone/iPadの使いすぎをスクリーンタイムから見直す

 iOS/iPadOSの「スクリーンタイム」機能を使えば、1日の間にデバイスを使い込んだアクティビティの状況を振り返ることができます。スマホやパソコンの画面から一時視線と集中をそらして、リラックスした時間を過ごすことを意識するきっかけも作ってくれる機能です。

 スクリーンタイムの画面からは、ユーザーが登録しているデバイスごとにアクティビティに費やした時間、アプリの内容を詳細に振り返ることができます。筆者もこの頃かなり長い時間ゲームに没入していたことをスクリーンタイムの履歴を見て我に返りました。

スクリーンタイムから、ユーザーが所有する各デバイスの使用状況をチェックできます

 OSのファミリー共有機能を活用するれば、スクリーンタイムを使って子どものiPhone、iPadの使用状況を管理できます。春休みに我が子がゲームやSNSにハマり過ぎていないか見守る用途にも有効ですが、親子の信頼関係は壊さないよう、互いに声をかけ合いながら使いたいものです。

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中