音楽に向けた3Dフォーマットである点が特徴か
とまれ、最後にはじめの問いに答えを出すと、ポータブルオーディオにおける、360 Reality Audioのインパクトというのは、従来よりも空間的な臨場感の高い音楽が楽しめるという点にあることになる。そのためにライブ配信のnugs.netも取り入れているわけだろう。映画だけではなく音楽でも楽しめるというのがポイントとなってくる。
オブジェクトベースのフォーマットに加え、もうひとつのポイントが個人最適化技術だ
どのような準備が必要かという点においては、ヘッドホンなどはBluetoothワイヤレスも含めて、特殊なものは必要ない。可能なら、ソニーの最新機種、あるいは360 Reality Audio認定機種を用意すれば、最適化によって、さらに楽しめるということになる。ただし、ストリーミングで楽しむためにはロスレスプランが必須条件となる。
いずれにせよ、展開はまだまだはじまったばかりであり、今後の流れにも注目していきたい。
この連載の記事
-
第288回
AV
「AirPods Proの“会話を検知”だけじゃ不十分」──ワシントン大学が凝視するだけで相手の声を抽出する新技術 -
第287回
AV
Roon ARCがCarPlayやAndroid Autoに対応、車内で音声操作を -
第286回
AV
MQAに新動向、MQA技術の先にある「AIRIA」「FOQUS」「QRONO」とは? -
第285回
AV
新感覚のオーディオイベント「REB fes」を体験、自分だけのストーリー実現に悩もう! -
第284回
AV
JBLによる2つの新提案「LIVE BEAM 3」と「Fit Checker」を体験してきた -
第283回
AV
グーグル、プロも驚く音楽生成AI「Music AI Sandbox」を開発 -
第282回
AV
液晶をタッチして操作する、Volumioの新ネットワークプレーヤー「Motivo」 -
第281回
AV
HIGH END Munich 2024出展製品から、気になるエントリーオーディオをセレクト -
第280回
AV
水月雨がオーディオファン向けスマホを開発、複雑になりすぎたスマホ高音質再生への問いかけ -
第279回
AV
Chordの積み木型オーディオシステムが面白い、「Suzi」と「Suzi Pre」 -
第278回
AV
さすがにSpotifyもロスレス対応しそう、Redditユーザーがさらに解析結果をリーク - この連載の一覧へ