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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第60回

人気の予感、final監修の1万円以下ANCヘッドホン「ag WHP01K」

2021年03月15日 17時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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樹脂製ながらも遮音性が高く、装着性にも配慮

 全体にプラスチックっぽさを感じる質感だが、デザインはなかなかカッコよく造形されている。普通に持っていてもそうチープな感じはしない。ハウジングやボタンパーツはプラスチック素材に徹しているが、装着感で大事なヘッドバンドや低反発のイヤーパッド部分はあまり手を抜いていない。バンドの長さの調節も奇をてらわない設計で確実にクリック感があって良い。

 スペック表に重量の記載はないが、持った感じはかなり軽く感じられる。ヘッドバンドは柔らかく、バンドで締め付ける圧力(側圧)も適度かやや軽めであり、圧迫感も少ない方だと感じた。ヘッドバンドも剛性感がありながらプラスチックなのでよく曲がり、柔軟に頭にかぶることができる。

 イヤーカップも前後左右に動き、手で装着位置を調整しやすい。他社の廉価機ではノイズキャンセリングなしの素の状態での遮音性が低いものもあるが、WHP01Kはプラスチックのハウジングとしては普通によく遮音できている感じがする。この点もポイントが高い。

 ただ装着感はなかなか良いが、曲を聴いている時の操作性はもう少し改善の余地があるように思う。手探りで操作するには、少し音量ボタンが小さいので、電源ボタンと区別するため、形か位置を変えた方がよいと感じた。

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