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石川温のPCスマホニュース解説 第95回

KDDIが楽天解約ユーザーの受け皿になる可能性が出てきた

2020年11月03日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●SIM+eSIMで携帯料金を安くできる

 eSIMのメリットはなんといっても手軽にキャリアを乗り換えられ、安価なプランを渡り歩ける点にある。また、プラスティックのSIMカードと併用する「デュアルSIM」での利用も可能だったりする。

 ちなみに我が家では、妻のiPhone 11がNTTドコモのSIMカードと楽天モバイルのeSIMという組み合わせで使っている。本来、品川のオフィスで働いているのだが、コロナ禍で完全リモートワークとなり、日々、自宅か近所のカフェで仕事をするようになった。

 とりあえず自宅周辺は楽天モバイルのエリアなので、1年間はスマホだけでなくPCのテザリングも無料でデータ通信ができてしまっている。仕事先からの電話連絡はNTTドコモの電話番号にかかってくる。ちなみにNTTドコモの契約は「ギガライト」でデータ通信はほとんど発生しておらず、最も安い支払いとなっている。 

 1台のiPhone 11で、NTTドコモの電話番号と楽天モバイルのデータ通信を併用することで、かなり通信費をおさえられているのだ。

 ただ、一概に、eSIMによって安い事業者ばかりが選ばれるわけではないようだ。

 高橋社長は「MVNOだから安いのではなく、実際にはMNOのARPU(ユーザー1人あたりの収入)よりも高いケースもあるようだ。たとえば今月は5GBコース、来月はNetflixでドラマを見終わったので少なくしようといったことができる。ARPUは一概に言えない。(Circles Asiaでは)ARPUが高いケースも見受けられる。いろんなことをトライしたい」と語る。

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