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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第39回

海外で絶大な人気を誇るRoonに、一部機器が接続できなくなると騒然

2020年09月14日 20時10分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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いまのRoon Ready機器は、Disableにしない

 ただし、すべてが使えなくなるということではない。いまEnableの状態で、Roonと接続しているUncertified機器であれば、9月21日以降もそのまま使うことができる。ただし、いったんDisable(使用不可)してしまうと、そこで使用ができなくなってしまうわけだ。Roonは、そうしたユーザーが、Disableの設定にしないよう案内している。

 しかし、ユーザーが意識的にDisableにしなくとも、さまざまな理由でシステムが機器をDisableにしてしまうことはある。フォーラム上でも不満の声も多々出た。そこで、公式フォーラム上で9月11日に妥協案が示され、回避措置が取られることになった。

 これは、既存のユーザーアカウントで、Uncertifiedデバイスを使いたい場合、申請すればそのメーカーが認証処理を通すまでの間、そのアカウントに限定的に開発者権限を付与するというもの。結果、9月21日以降も、今まで通りの使い方ができる(Disableにしても、またEnableにできる)というものだ。

 申請フォームに入力し、申請が通ったら連絡するということだ。ちなみに本件はRoonをネットワーク的に使用している場合に適用されるもので、USB DACを主に使用している場合には影響はない。

 いまRoon Ready機器を使用しているユーザーは早いうちに確認しておいた方が良いだろう。

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