容易ではないが10%は達成できる
一方で、時田社長は「私自身がCDXOとして、富士通グループの先頭に立って社内改革を行なっていく。富士通が、多様性に富むプロフェッショナル集団となり、クリエイティブなアイデアを生み出し、それを顧客に提供できる企業に変わる。富士通自身がDXに率先して取り組み、そこで得られた知見や経験値を顧客に提供する」と語る。
そして、「私が掲げた目標は確実に必達させる」とし「質を変え、成長を目指すことが私の使命である。この3ヵ月間、検討した結果、営業利益率10%は目指すことができる。容易な道ではないが10%はできる」とする。
これまで、富士通の歴代社長が掲げながらも、未達に終わってきた営業利益率10%の目標。「DX企業」となった新たな富士通が、新たな体制で挑むことになる。
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第594回
ビジネス
自動車工業会は、今年もJapan Mobility Showを開催、前身は東京モーターショー -
第593回
ビジネス
赤字が続くJDI、頼みの綱は次世代有機EL「eLEAP」、ついに量産へ -
第592回
ビジネス
まずは現場を知ること、人事部門出身の社長が続くダイキン -
第591回
ビジネス
シャープが堺のディスプレーパネル生産を停止、2期連続の赤字受け -
第590回
ビジネス
生成AIに3000億円投資の日立、成長機会なのか? -
第589回
ビジネス
三菱電機が標ぼうする「サステナビリティ経営」、トレードオフからトレードオンへ -
第588回
ビジネス
富士通の子会社でDX専門のコンサルティングをするRidgelinez -
第587回
ビジネス
メーカー自身が認定し、工場検査後に販売するパナソニックの中古家電 -
第586回
ビジネス
マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際 -
第585回
ビジネス
日本市場の重要性を改めて認識する米国企業、変革期にある製造業がカギ -
第584回
ビジネス
NTT版の大規模言語モデル(LLM)、tsuzumiの商用化スタート、勝算は? - この連載の一覧へ