日本に最適な製品の発表も
第1四半期における日本HPのシェアは18.7%となり、国内PC市場におけるブランド別シェアでは、初めて外資系PCメーカーがトップシェアとなった。その勢いは第2四半期も継続し、18.8%と引き続きトップシェアを維持している。
この勢いを維持すれば、今後は日本HPの東京生産が、国内最大のPC生産拠点になる可能性もある。
ところで、東京生産の20周年にあわせて、エンドユーザー向けにはどんな施策が用意されているのだろうか。
実は、具体的なキャンペーンなどは現時点で用意されていない。
対外的には20周年の節目にあわせて、東京生産されたPCに貼付する『Made in TOKYO』のロゴをリニューアルしたといったぐらいだ。
だが、9月中に発表される新たなPCは、日本市場を強く意識した製品になる予定で、東京生産の20周年の節目の年を飾るという点でも、大きな意味を持った製品になりそうだ。
今年春に来日したHP アジアパシフィック&ジャパン パーソナルシステムズビジネス担当のビネイ・アワスティゼネラルマネージャー兼バイスプレジテントは「日本のユーザーの嗜好に最適といえる製品を発表する」とコメント。日本のユーザーの声を反映して開発し、日本のために開発したPCを発表することを示していた。
しかも、この会見は日本が世界で最初に開催することになる。HPが、日本で最初に製品会見をやるのは今回が初めてだ。そこからも日本を重視した製品であることがわかる。
キーワードは、「Lightness in the New Era(すべてを軽くする)」である。果たして、どんな新製品が発表されるのか。東京生産の20周年の節目に相応しい、日本の市場に向けた新製品の登場に注目したい。
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