このページの本文へ

ネットワークの未来を描く「Interop Tokyo 2015」レポート 第4回

6月リリースの仮想統合サービスゲートウェイや、モジュラー設計の高性能サーバーも

ファーウェイが「Interop 2015」でサーバー新製品を詳しく解説!

2015年06月11日 20時18分更新

文● 松野/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ファーウェイジャパンは6月10日、幕張メッセで開催中のネットワークの展示会・イベント「Interop Tokyo 2015」にあわせ、発表済みのデータセンター向けサーバーなど4製品の説明会を実施した。

LBやVPN、ファイアーウォールを一台で!
80Gbpsの仮想統合サービスゲートウェイ「HUAWEI USG6000V」

 「HUAWEI USG6000V」は、クラウドベースで動く次世代のネットワークアーキテクチャ「NFVアーキテクチャ」に基づく仮想統合サービスゲートウェイ。ルーティング、ロードバランサー(LB)、VPN、アクセス制御、マルチテナント、ファイアーウォールなど、従来は個別に提供されてきた機能を一台で賄うことが可能。

デモでは安定して80Gbpsの速度が出ていた

 DPDKやSR-IOVにもとづき、最大80Gbpsのスループットを実現し、1VMあたり最大500テナントをサポートする。スループットは2CPUの場合、2倍となる160Gbpsまで検証済みだという。また、1+1/n+1の冗長構成にも対応し、信頼性を確保している。

 パブリッククラウドやプライベートクラウドにおいて、サーバー単位でLBやファイアーウォールなどを導入する必要がなくなるため、コストや運用に寄与するとしている。価格は最小構成で39万円前後から。6月から国内販売を開始予定。

設置スペースが半分に!
高密度サーバー「FusionServer X6800」

FusionServer X6800。こちらは4ノードのモデル。省スペース設計で、右端の管理用のポートからすべてのノードにアクセスできるため、運用が楽に

 FusionServer X6800は、Xeon E5-2600 v3を採用したデータセンター向け高密度サーバー。4Uのシャーシに1Uラックサーバー相当のノードを8台、または2Uラックサーバー相当のノードを4台収納可能とすることで、省スペースと省電力化を実現。シャーシ全体で電源ユニットや冷却システムを共有し、効率を高めているとしている。

ストレージノードは引き出して、ストレージのみを交換可能

 同社のサーバー製品と共通する特徴として、稼働温度が一般的なサーバーよりも5度高い40度となっており、マシンルームの空調を5度高く設定できるため、電力削減に寄与するという。価格は最小構成の1ノードモデルが85万円前後から。

ミッションクリティカル向け「FusionServer RH8100 V3」

ミッションクリティカルな運用に適した高性能サーバー「FusionServer RH8100 V3」

 FusionServer RH8100 V3は、最大8基のXeon E7-8800 v2/v3シリーズを搭載可能な8U・8ソケットのラックサーバー。最大60に及ぶRAS機能により信頼性を高めており、ネットワークやファームウェア、BIOSなどもすべて冗長化するなど、ミッションクリティカルな運用に適しているという。

 シャーシのカバーを開くことなく、前後からモジュール交換が可能な設計を採用。CPUとシャーシ、バックプレーン以外の部分は二重化以上の冗長化を実現しており、ホットスワップが可能。メモリーモジュールもホットスワップ可能なほか、不具合の兆候を事前に検知する障害予測アラートも備える。なお、x86アーキテクチャのサーバーとしてメモリーのホットスワップが可能な唯一の機種となる。

CPUボード1枚に対し、CPUが1つ、サブモジュールとしてメモリーモジュール2つ(1つにつき12枚搭載可能、計24枚)を備える。サーバー1台につき、最大8つのCPU、192枚のメモリーを搭載可能

こちらはI/Oモジュール。PCI-eの内部スロットを備え、SSDやGPUカードを搭載可能

背面コンポーネントもすべてモジュラー設計。ファンモジュールを抜くとエアフロー確保のための遮蔽板が引き出される仕組みになっている

 ハードウェアパーティション機能により、2つの4ソケットサーバーとしても運用できる。価格は最小構成で600万円前後から。

コンバージドストレージ「HUAWEI OceanStor 5500 V3」

こちらは2Uタイプ。フロントに25本のストレージを搭載可能。3Uと6Uモデルはストレージを搭載できず、コントローラーとしての機能のみを提供する

 HUAWEI OceanStor 5500 V3は、エンタープライズクラスのアプリケーション向けに最適化されたユニファイド・ストレージ。複数システムを連ねることで最大18PB(ペタバイト)のスケールアウトが可能で、コントローラーも8台までの拡張に対応。

 SANとNAS、SSDとHDD、グレードや製品レンジの異なる製品の統合、他社製ストレージ間の仮想化による統合など、コンバージドソリューションによりTCOをおよそ50%削減、管理運用体系を一元化できるとしている。クラウド指向アーキテクチャに基づいたストレージOSや管理ソフトウェアによる高い機能性や信頼性の実現をうたう。

背面のパワーサプライは冷却ファンとバッテリーバックアップがセットになっている

ファーウェイ独自の「Smart IO」ポートを備えるインターフェースカード。管理用のGUIからFC接続、イーサネット接続、FCOE接続、iWARP接続と、接続モードを切り替え可能な世界初の技術を採用しているという

 価格は最小構成で700万円前後から。

初出時、一部スペックに誤りがございました。訂正し、お詫びします(2015年06月15日)

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事
  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード