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チャット/カレンダー/アドレス帳機能を統合、重要度の高い相手の優先表示も

“生産性の高い働き方を実現”メールSaaS「IBM Verse」発売

2015年04月07日 09時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本IBMは3月6日、“従業員の生産性を高める”新しいメールサービス(SaaS)「IBM Verse(バース)」を発売した。Webメールアプリに社内SNS/カレンダー/アドレス帳の機能を融合しているほか、ユーザーの行動を学習して重要度の高い人を自動分析し、優先的に表示するなどの機能を備える。

IBM Verseのサンプル画面。Webメールを中心に、画面上にはユーザーと関係が深いと分析された相手の連絡先が、画面下には本日のスケジュールが表示されている

 Verseは、生産性の高い働き方を実現すべく、IBMが「人」を中心として新たに設計したソフトウェア。日本IBMでは昨年11月に国内発表していた(関連記事)

IBM Verseの特徴は「個々人の働き方を理解する能力」「わかりやすいインタフェース」「チームでのコミュニケーションを強化」といったもの(画面はIBM Webサイト)

 電子メール機能と企業向けソーシャル機能を統合することで、メールに含まれる関係者のプロフィールや組織階層確認、チャット、在席確認、添付ファイルの参照/編集/共有といった作業を、1つの画面から操作できる。

 また、ユーザーにとって重要な人を分析し、優先的に表示する「ソーシャル・アナリティクス」機能により、連絡を取るべき相手の連絡先を瞬時に見つけることができるほか、絞り込み検索(ファセット検索)も可能にすることで作業効率を高めている。

 さらに、重要度の低いメールスレッドを非表示にしたり、アプリケーションを切り替えることなくさまざまな作業をしたりすることができるので、実行中の作業に集中して取り組めるとしている。

 タブレットでの利用に最適化されたデザインで、今月中にはiPhone対応のモバイルアプリもリリースされる予定。

 今回提供を開始したのはSaaS版で、使用料金は1ユーザーあたり714円/月(税抜、100ユーザー未満)となっている。

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